苦しい

明日の予定はなにもない
なのに、とても嫌なことがあるように思う。

私は小さい頃から注射が嫌いで、小学生の頃、予防接種の前日の夜、怖くて逃げたかった。
そんな怖さが、毎日、毎日。 

トラウマも鬱による影響も、全部頭のなかで起こっている。
脳のなかで、勝手に。目に見えない。
薬で抑えても、続いていく。

これは死に至る病だ。
脳に灰色のなにかがジワジワと侵食して、  
終われ、終われ、と感情を揺さぶってくる。

仕事をさせてくれ
本を読ませてくれ
頭を空っぽにして外を歩かせてくれ

明日はできるか?
いつかはできるか? 
私のやりたいことは、いつできる?
当たり前はどこに行っただろう。

主治医が今日言った。
「生きてもらうために治療している。死ぬためじゃない」
私の自殺願望に、主治医が苦慮しているのがわかる。

こんな自分がもう嫌だ。
結局、終わりたくなるのだ。悪夢の堂々巡りだ。

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