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女性におすすめの呼吸法

昨日の記事では、気持ちがザワザワするときにおすすめの呼吸法をご紹介しましたが、それに関連して今日は女性におすすめの呼吸法をご紹介します。

リラクセーション目的の呼吸法としておすすめなのは、
 吸気-止息-呼気
 2-1-4(2秒吸う-1秒止める-4秒吐く)

でした。

今日ご紹介するのは、卵胞期の女性におすすめのリラクセーション効果が高い呼吸法です。

卵胞期は、基礎体温の低温期。
今日ご紹介する論文では、月経開始後4日から排卵前日までの期間と設定されています。

卵胞期はそもそもポジティブな時期です。
エストロゲンの分泌が最も盛んで副交感神経の働きも活発になり気分は安定します。

その時期にストレス刺激を与え、その後
・リラクセーション行動として開眼安静を行う条件
・リラクセーション行動として呼吸法を行う条件
の2条件で実験を行っています。

呼気8拍、吸気4拍、止2拍のリズムでの実施を1回の呼吸ペースとする方法。
呼吸数は4〜10 回/分、10分間行う。

大平ら,
卵胞期におけるリラクセーションを目的とした呼吸法とその生理心理 的効果,
日本生理人類学会誌/12 巻 (2007) 1 号

8秒吐く-4秒吸う-2秒止める
を10分間行う
、ということですね。

上記の呼吸法を行った結果
「のんびりしていた」「体の力が抜けていた」
という項目の得点が上昇しました。

深くゆっくりとした呼吸法は、心理的、生理的側面の両方でのリラク セーション効果が認められ 、ストレス刺激後の心身をリラクセーショ ンに導く効果があることが示唆されたようです。

呼吸法が全身の緊張をほぐし、落ち着いた気分を取り戻します。
緊張 や不安感の低下、怒り・イライラ感や時間切迫感の低減なども
先行研究で報告されています。

なお、この実験では対照条件として、開眼安静も行われていますが、
こちらでも心理的なリラクセーションが認められています。

これは、対照条件がストレス刺激後に、何もしない安静状態で10分間過ごすという座位での安静の結果 、活動性の低下に伴うリラクセーション状態を導き、そのことが心理的にはリラックス感が回復したと推測されています。

もし突発的なストレス状態にさらされた時には、とりあえず何もせずに10分間安静な状態で座っている、ぼーっとしているだけでも違うということになりますね。

そこに深呼吸をプラスしても良いかもしれません!

衝撃的な出来事だけではなくても、日々の生活の中でちょっとしたストレスは多いものです。(お仕事中とかね。)

手軽にできる呼吸法、ぜひ取り入れてみてくださいね(^^)




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