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怒りについて

怒りは二次感情だから、怒りの底には、恐怖や悲しみが渦巻いている。
最近ようやく気が付けるようになった。

怒ることは怖いこと

私は今まで、"怒る"ことが怖かった。

怒り出したら怒りのコントロールができなくなって、全てをめちゃくちゃにしてしまうのではないか、
自分を見失ってしまうのではないか、
そんなふうに、怒りを恐れていた。
実際に怒り狂った母親を目の前にして、
人は怒るとめちゃくちゃに壊れていってしまう、
という体験をしてきたからなのかもしれない。

怒りってどんな味?

また、怒りの感情もよくわからなかった。
普通なら怒ってもいい場面で、怒りの感情がわかない。
本当は怒っているのだろうけど、その感情に気づけない。
そんな時期を長く生きてきた。
私がふと話をすると、聞いてくれていた人がものすごく怒り出して、
あれ?これって怒っていいことなんだ、と気づくことも多かった。
でも、代わりに怒ってくれた人たちのおかげで、
少しずつ、自分の怒りを見つけられるようになってきた。

怒りの底にある恐怖

怒りは二次感情なわけだけど、
私が一番感じるのは、怒りの底にある恐怖だ。

周りにいる全ての人が敵になっている時、
全部全部嫌だ!みんな嫌だ!あっちにいって!
でもあっちにいかないで!傍に居て!でも怖い・・そんな気持ちになることがある。
台風が吹き荒れているみたいだ。
自分でも舵取りができない。
怖いから威嚇したくなるし、隠れたくなる。
そんな意味で,怒りって恐怖の裏返しなんだな、と感じる。
保護犬が威嚇しているのだって怖いからではないか。
例えば、大きな音にイラッとしてしまうのも、「恐怖」があるからなのかもしれない。

怒りも大事な感情

時には理不尽な怒りを誰かに何かに抱く時もあるけれど、
怒りも喜びと一緒で大事な感情だ。
自分を主張することができるし、
自分や誰かを守ることができる。

誰かに何かに怒りを感じることは苦しいしとても疲れる。
でも、それを書き出したり、泣いたり、耳を傾けてくれる人がいたりすると、
その怒りは、すん、とおさまる。
怒りを感じたり、表出したりしたら、
コントロールできなくなる!
と怖かったけど、そうじゃないんだな。

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