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LiB世界速報(8/15)

おはようございます。CATLの新製品は期待ですね。業界最大手の新製品というのはえてして、”トレンド”を作り出します。公式発表を待ちましょう!

宁德時代(CATL)、急速充電製品の発表か

宁德時代からの公式情報によれば、8月16日に初の対面式新製品発表会を開催する予定です。最近の同社からの情報では「急速」というキーワードがでており、急速充電可能なバッテリーの発表が予想されています。7月、宁德時代の主任科学者、吴凯氏が明かしたところによれば、新製品は10分の充電で400キロ走行可能とのこと。これは給油よりわずかに遅いだけで、2023年の投入が期待されています。近い将来、充電5~7分で400キロ走行可能な超急速充電バッテリーが実現し、充電に関する懸念を完全に解消する計画です。


欣旺达(SUNWODA)、3.65億元で福祺鉱業に増資

欣旺达は、川恒株式の完全子会社である福祺鉱業に、自社の資金及び調達資金で3.65億元を追加投資する計画です。この資本増強後、福祺鉱業の登録資本は450.00万元から551.14万元に増加し、川恒株式は81.65%、欣旺达は18.35%の持分を持つこととなります。


中核钛白、双阳磷鉱と新天鑫化工の100%の株式を取得

中核钛白は、4.78億元および4.41億元で、それぞれ双阳磷鉱と新天鑫化工の100%の株式を取得したと発表しました。この取得により、新エネルギー材料事業のポートフォリオを強化する意義があるとしています。取引完了後、新天鑫化工の事業ノウハウに加え、「磷と炭素」の総合利用技術を活用して、バッテリー用カーボネートなどの電解液ソリューションプロジェクトを構築し、高品質の電解液の確立を目指します。


兴发集团、10万トンのバッテリー用リン酸鉄プロジェクトの試験生産迫る

湖北兴友新能源科技有限公司の年間30万トンのバッテリー用リン酸鉄プロジェクトの第一フェーズは完成間近で、8月下旬には試験生産が始まる予定です。第一フェーズでは、10万トンの鉄リン酸生産設備とその関連施設の建設を行い、計画総投資は9億元となっています。


杰瑞株式、6.5万トンの負極材料プロジェクトの建設を完了

直近の杰瑞株式の機関調査によれば、新エネルギー部門のリチウムイオンバッテリー負極材料の第一フェーズプロジェクトとされる6.5万トン工場が基本的に完工し、3月初めには試験生産を開始したとのことです。現在、グラファイト化の一部分プロセスの受注と黒鉛負極の完成品の受注を確保し、関連する顧客に安定して供給しているとのこと。


科力远、湖南郴州に移転

科力远は、会社の所在地を変更し、会社の定款を改訂することを発表しました。具体的には、所在地を「長沙市岳麓区桐梓坡西路348号」から「湖南省郴州高科技産業园区、林邑大道の東側、郴州の戦略的新興産業园の1、2棟の401-6室」に変更する予定です。公告によれば、この移転は、企業のエネルギー貯蔵の戦略的計画と、郴州の豊富なリチウム鉱資源を組み合わせた結果で、今後のさらなる事業発展を目指す事を目的としております。


🔳本アカウント及び筆者について

大手商社の化学品営業で10年程働く傍ら、Twitterで 国際情勢、経済時事から日常生活までを化学目線で考え発信するアカウント「そーなんだ化学」を運営しております。


休日や平日夜を活用し2020年より始めましたが、現在約1.5万人のフォロー様に支援頂いております。

いつも仕事上お付き合いのあるお客様にリチウムイオン電池・新エネルギー関連の情報を適宜配信しているのですが特に世界で話題の分野なので興味をお持ちの方・リーチできていない方も沢山いるのではと思いNoteでも配信できればと思っております。始めたばかりなので、試行錯誤しながらですが良いコンテンツを配信できる様に努めてまいりますのでよろしくお願いします。

リチウムイオン電池業界の行く末に興味をお持ちの方、ビジネスで関わっている方、これから同分野を勉強したいという方に有益な情報となる様な配信をしていければと思います。よければ良いね!orRTで応援頂けると嬉しい限りです!!引き続き、よろしくお願い致します。

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