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岸岡智樹のNZ留学日記 DAY6(最終日)

今日はNZ留学最終日の記録を書いていきます。

この留学の記録を下記のマガジンにまとめているのでよければそちらもチェックしてみてください。


〇スケジュール

・Fitness
・朝食
・Mental Skills
・Continuity
・昼食
・Training
・移動→ウェリントンへ

一日の風景を動画にしてインスタグラムに投稿しているのでぜひ見てみてください。


〇午前

●Fitness
朝食前にFitnessトレーニングとウエイトトレーニングをしました。
動画にもあるようにウエイトトレーニングとしてはスクワットやコア種目のトレーニングを行いました。
その後ランフィットネスの練習をしました。
ここで驚いたことがありました。
FWとBKのメンバーに分かれて2種目を交互に行った中で、コーチは一人しかおらずトレーニングの時間のほとんどがウエイトを見ていたのでグラウンドで走っている選手を見ていることはありませんでした。
そんななかしんどいランメニューを行っていたのです。
僕自身妥協しそうになる部分もありました。
ですが、皆しんどい環境でも仲間に励ましの言葉をかけていたのです。
もちろん日本でもそのようなことは文化としてあります。
ですが仲間を鼓舞するという事に関しては本当にNZでは当たり前なんだなと強く感じました。
仲間意識という点ではとても強く、出会って5日しか経っていない人にもそう接することができることに驚きを感じました。

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●Mental Skills
5日目の午後にもあったメンタル講座をこの朝食後に行いました。
このNZに来て心の持ち方、マインドセットについて数回の座学を受けましたが、かなり僕の中でも変化したことがあります。
ラグビーをしている人の共通認識としては「ラグビーが好き」ということがあると思いますが、それだけではだめだということをこの1週間で感じました。
もちろん僕自身もラグビーが好きなのでこれまで続けることができたのですが、好きなものを続けるられることの幸せさをNZでは考えさせられました。
日本ではあまりなじみ深い考えではないですが、海外では「ラグビー選手になって家族を養う」や、「プロラグビー選手になる」という考えをする子供が多いそうです。そんな考えを持つことのメリット、デメリットなど実際に選手に問いかけ、その解答として1人1人にあった答えをみつけてくれました。


●Continuity
午前の練習としてメインはこのContinuityについてでした。日本語では連続性という変換になりますが、ラグビーではボールをつなぐという意味で使われます。
動画にも一部登場しています。
つなぐという行為には2種類あります。
・コンタクトが起きる前につなぐ
・コンタクトが起きてからつなぐ
この2種類をラグビーでは使い分ける必要があります。
この話はとても重要な議論なのですが、今回は前者のコンタクトが起きる前につなぐという部分にフォーカスをして練習しました。
相手とコンタクトをする前にボールをつなぐ。
そのためになにをすればよいのか。
具体的な着眼点は「相手をいかに引き付けるか」でした。
スピードコントロールやコース取りという部分においても日本では習ったことがありましたが、1対1の攻防を重要視するニュージーランドではいかに相手に接近するかということにフォーカスします。
前に進みたいのに前にボールを投げれないラグビーだからこそ重要なContinuityを駆使できると試合をも優位に戦えるようになります!


〇午後

午後は昼食後にチームトレーニングを行いました。
それはポートボールのようなゲームとキックでの陣地取りのようなゲームでした。

ニュージーランドでの1週間しかない練習の中で、日本で考えると遊びと思われるメニューをニュージーランドで何回行ったことでしょう。
ニュージーランドでは真剣に遊びと思われるゲームをやっていました。
FWとBK関係なく、楕円球を追いかけていました。
この練習方法にも工夫があるのだろうと僕は感じました。

キックでの陣地取りの練習に関して習得したいスキルは、プロップには最優先事項ではありません。
SOやBK3の選手には必要不可欠な能力です。
ですが15人全員でプレーします。

みなさんもぜひこの練習についての意図を考えてみてください。
練習で得られる一番のスキルはキックの精度もそうですが、守備側の連携です。
キックに備える意識や、その時の対処法。その次のプレーの選択など得られる要素は多岐にわたります。

これまでの記事には「ミスが多いからこそアンストラクチャーに強い」と書きました。
僕が感じたことに対して「そうだったのか」や、「たしかに」のような心当たりのある方がいました。
この留学で感じたもう一つのことは、おそらくオールブラックスの強みをアンインストールだと思っているオールブラックスの選手はいないということです。
なぜそう感じたのかを言語化することはとても難しいです。なぜなら感覚的に感じるものだからです。
ミスが日常的に起きている事実。
その結果反射的に体のスイッチが切り替わる。
そんな体験を世界のどの国のチームよりも繰り返した結果が世界一の称号だと思います。


●移動→ウェリントンへ
午後の練習を終えると週末という事もあり、ウェリントンへ移動しました。
この留学中に連絡をとっていた倫平くんと会うことになりました。

そこでInstagramにてライブ配信をしたところ、これまでで一番良い反応だったと思います。

内容はもちろん僕の強みであるパスについて!!
この1週間でパスのセッションを受けました。
その際に感じたことをぼくなりに受け取り、それをアレンジして解説していました。
ラグビーにおいて一番の基礎基本ともいえる要素の一つなので日本のラグビー選手みんながパスをうまくなり、ボールが動くラグビーがもっと発展してほしいです。

ただ、日本では良くも悪くも綺麗なパスを目指しすぎているところも今回感じました。
結論としては自分自身が納得できる投げ方で、目標物にむかってロスすることなくボールを届けられる方法を身に付けてほしいです。

なんと高校2年生の倫平くんは早稲田志望とのこと!
今後応援したい選手です!!


〇最後に

このニュージーランド留学にあたり支援、サポートいただいた方本当にありがとうございます。

●更なる挑戦

2月20日から約1か月間またニュージーランドでの武者修行にいきます。
今回の1週間の中でコーチの方に高く評価していただきもう一度チャレンジするチャンスをいただきました。

そのためにこの挑戦を多くの人に応援していただきたいです。

前回の1週間ではかなりSNSにも力を入れニュージーランドでの生活、練習をお届けしました。
今回は自分自身がラグビープレーヤーとしてどこまで通用するのかという部分にフォーカスして頑張ります!

noteも毎日ではないですが更新しますし、twitter、Instagramも引き続き投稿していきます!
多くの反応があると僕としてもモチベーションに繋がります。

いつも読んでいただきありがとうございます。 一人でも多くの方に読んでいただき、ラグビーをより楽しんでいただけるようこれから頑張っていきます。 コメントお待ちしています!! よければスキもお願いします。