2019ラグビーワールドカップの総評
9月20日に開幕したラグビーワールドカップ2019日本大会が11月2日をもって終了してしまったので、その締めくくりとして今回は書いていきます。
全試合のショートハイライトを載せておきます。
ロングハイライトもあるので、そちらをご覧になりたい方はyoutubeの方で検索してみてください。
その他大会公式サイトは本当に多くのコンテンツで充実しているので見てみてください。
■今大会が日本にもたらす影響
ラグビーワールドカップが日本で行われたことによって日本国内ではマイナースポーツであったラグビーの認知度が急上昇したことが最大の影響です。
その他経済効果の話しだと、観光客や酒類の消費量の増加など挙げられますが、目に見えるもの以上の影響を与えてくれたと僕は思っています。
日本代表の躍進があったからであることには間違いないのですが、海外選手の日本での立ち居振る舞いに共感することができた人は多くいると思います。
賛否両論を生んだ電車内。
タトゥーについて。
台風の影響で試合中止に対する発言。
被災にあった地域へのボランティア活動。
各地へ赴き、日本の文化を堪能したこと。
試合後のサポーターの行動。
などなど本当にラグビーというスポーツを通して多くのことを伝えてくれたような気がします。
学生ラガーマンである僕自身の立場から考えると、この大会を通じてラグビーに興味を持ってくれたにわかファンの存在が一番大きいと思います。
この人たちが盛り上げてくれたといっても過言ではないでしょう。
欲を言うならば、ワールドカップの次は大学ラグビーも盛り上げてほしいです!
ラグビーは15人制だけではないことはまだ認識されていないことでもあると思います。
来年2020年度は東京オリンピック、パラリンピックが行われます。
前回大会より、オリンピックの正式種目として7人制ラグビーが登録されました。
7人制ラグビーは男女ともに参加します。
女子ラグビーもとても盛んに行われていることも必見です!
またパラリンピックでは車いすラグビーというスポーツもあります!
ほとんど知られていませんが、実は東京2020パラリンピックで最も金メダルに近いと言われてる車いすの団体競技が、この車いすラグビーなのです!
下記のサイトから見てみてください。
https://www.parasapo.tokyo/topics/18878
■感想
今大会を通してラグビーの認知度が高まったことが一番の影響だと書きました。
僕自身準決勝を生で観戦に行くなど、実際にラグビーを見る機会があったことは本当に素晴らしいことだと感じました。
いち選手としては、今大会は日本ラグビーの歴史の中でも大きな位置づけになったと思います。
また、予選プール全勝で決勝トーナメントに進出したことは歴史的快挙でしょう。
ラグビーの詳しいことでいえば今大会の流行は間違いなくキックだと思います。
前回大会では五郎丸選手のゴールキックの際のルーティンが流行しました。
今大会ももちろんゴールキックは非常に注目ポイントでしたが、その他のキックも含めキックというスキルの必要性を感じる試合が非常に多かった印象です。
下記のツイートには非常に共感が持つことができました。
日本で行われたことでラグビーが広まったことはもちろんですが、海外のラグビーファンの存在は本当に大きな意味があったと思います。
「海外では当たり前だからと言って、日本でやっていいわけではない」などの意見も目にしました。
その通りではありますが、この人たちがそのことについて考える機会を日本国民に与えてくれたのです。
全てが良い行為だったのかはわかりませんが、こういった楽しみ方もあるよい!と言っているのだと考えればありがたみを感じることが出来ると思います。
実際に多くの人がラグビーというスポーツに触れ、その魅力を感じることが出来と思います。
この熱をトップリーグ、大学生、高校性などでも広げることが出来ることを切に願っています。
■お勧めの試合5選
全48試合の中で僕自身が選ぶお勧めの試合を5つ紹介します。
最後に48試合のショートハイライトを載せているので5選はロングハイライトを載せています。
●5位 Japan vs Ireland & Japan vs Scotland & Japan vs South Africa
今大会大躍進を見せた日本代表の3試合を5位にしました。
格上相手に怯むことなくしっかりと勝ち切ることを見せてくれました。
今大会がこれほどまでに盛り上がった最大の理由は日本代表の勝利です。
アイルランド戦では歴史的勝利をおさめ、スコットランド戦では予選プール突破をかけた大一番で完勝しました。
日本人だからこそできるプレーの数々は多くの人に感動を与えました。
予選プールを突破することとベスト4に進むことの違いがわかる試合となった南アフリカ戦。
強いチームが勝つ。そのことを思い知らされました。
●4位 Fiji vs Uruguay
僕一押しの試合で、釜石の奇跡とも呼ばれるようになった試合です。
下馬評でのどちらが強いなどを跳ね返すウルグアイの選手のプレーの連続に釜石で観戦していた人は魅了されたに違いありません。
ラグビーの試合において勝つために何が必要なのかを教えてくれる試合だと思います。
●3位 New Zealand vs Ireland
本当に言葉がでなかった試合です。すごいの一言で完結されてしまうこの試合を3位に選びました。
世界最強と言わしめるチームがどれほど強いのかが集約された試合です。
振り返るとグラウンドに立っているAll Blacksの選手全員の基本プレーの質の高さに感服でした。
●2位 England vs New Zealand
2位に選んだ試合の理由は世界最強をAll Blacksが証明したからです。
そのチームにイングランド代表は完封したのです。
世界最強と言われるチームに膝をつかせたのです。
今大会で多くの人の記憶に残る試合でしょう。
●1位 England vs South Africa
この試合は堂々の1位でしょう。
まさに決勝戦にふさわしい白熱した試合でした。
南アフリカが優勝したことには本当に多くの意味合いがあると思います。
国を背負い、母国を背負い、戦い続ける選手の姿に心打たれた試合です。
ノーサイド後の選手の顔つきは本当に美しいものだと感じました。
ラグビーというスポーツの在り方、可能性を体現した試合です。
大会随一の必見です!!
以下、48試合のショートハイライトです。
〇9月20日 Japan v Russia
〇9月21日 Australia v Fiji
France v Argentina
New Zealand v South Africa
〇9月22日 Italy v Namibia
Ireland v Scotland
England v Tonga
〇9月23日 Wales v Georgia
〇9月24日 Samoa v Russia
〇9月25日 Fiji v Uruguay
〇9月26日 Italy v Canada
England v USA
〇9月28日 Argentina v Tonga
Japan v Ireland
South Africa v Namibia
〇9月29日 Georgia v Uruguay
Australia v Wales
〇9月30日 Scotland v Samoa
〇10月2日 France v USA
New Zealand v Canada
〇10月3日 Georgia v Fiji
Ireland v Russia
〇10月4日 South Africa v Italy
〇10月5日 Australia v Uruguay
England v Argentina
Japan v Samoa
〇10月6日 New Zealand v Namibia
France v Tonga
〇10月8日 South Africa v Canada
〇10月9日 Argentina v USA
Scotland v Samoa
Wales v Fiji
〇10月11日 Australia v Georgia
〇10月12日 New Zealand v Italy
England v France
Ireland v Samoa
〇10月13日 Namibia v Canada
USA v Tonga
Wales v Uruguay
Japan v Scotland
■ベスト8
〇10月19日 England v Australia
New Zealand v Ireland
〇10月20日 Wales v France
Japan v South Africa
■ベスト4
〇10月26日 England vs New Zealand
〇10月27日 Wales vs South Africa
■3位決定戦
〇11月1日 New Zealand vs Wales
■決勝
〇11月2日 England vs South Africa
いつも読んでいただきありがとうございます。 一人でも多くの方に読んでいただき、ラグビーをより楽しんでいただけるようこれから頑張っていきます。 コメントお待ちしています!! よければスキもお願いします。