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Amity Music App #0: 音楽 SNS アプリをつくりました(けどぜんぜんインストールされなくてかなしい)

はじめに / アプリをリリースしました

はじめまして。しがない三流エンジニアです。タイトルに書いたとおり、iPhone 向けの音楽 SNS アプリをつくって App Store にリリースしました。去年(2022 年の 12 月 31 日)のことです。

アプリ自体の出来はともかく、企画自体には自信がありました。アイデアおもいついたときにはすごく興奮したし、これはぜったいに流行るだろう、と本気でおもいました。開発中には、流行りすぎてバックエンドの費用が払えなかったり、運営が追いつかなくなったらどうしよう、とか本気で考えてました。メディアに取り上げられてインタビューを受ける前に痩せなきゃな、とか本気で考えました。割と本気で。いや、本気の本気で。マジのマジで。

しかし現実は…

でも、蓋をあける(= App Store にリリースする)と現実ってやつがみえました。いや、みえたというか現実がぶん殴ってきました。3 人組くらいで現れた現実がビール瓶をもってぼくを袋叩きにしました。いや、6 人組だったかもしれません。

とにかくインストール数がいっさい伸びないのです。検索経由でのインストール数はほとんどなさそうだし、あちこちに出した広告経由でのインストール数さえぜんぜん伸びません。さらには SNS の特性として、ユーザが少ないと過疎っておもしろくないという理由で、数少ない流入ユーザも離脱していきます。戻ってきてくれ、と懇願する自分の姿はまるで無人島からはるか遠くにみえる船に手をふる遭難者のようでした。いや、このたとえはイマイチいけてないですけど。狂人の戯言とおもって聞き流してください。

で、どんなアプリなの?

この文章をここまで読んだ気の長い、というか奇特な読者の方は、Amity がどんなアプリなのかさぞかし気になっていることでしょう。いやなってないかもしれないですけど。なっていることにして先に進めます。

Amity は Twitter 風の UI の SNS で、とても簡単に再生中の Apple Music の曲をシェアできるアプリです

Amity のキャッチコピーは "Discover, Share, Enjoy" です。Amity を通じて好きな音楽を発見したり、好きな音楽をシェアして人に知ってもらったり、好きな音楽について語って楽しんだりしてもらいたい。そういった願いが込められています。綺麗事ですみません。ほんとうにすみません(土下座の絵文字)。でもこの腐った脳からもたまには綺麗事がでてくることがあるんですよ。ごく稀に、ですけど。

ここで疑問が生じるとおもいます。それってほかの SNS、たとえば Twitter とかでもいいんじゃないの? みんな Twitter でも Apple Music の曲をシェアしてるよね? Twitter ならたくさんのフォロワーにもみてもらえるし、そっちのほうがはるかにいいんじゃないの? Twitter でシェアして、フォロワーとやりとりしたらいいんじゃないの?

違うんですよ。Amity には "音楽プレイヤーが統合されている" のです。音楽プレイヤーが統合された音楽 SNS。それが Amity なのです。なんかしつこいな。

音楽プレイヤーが統合されていることで Amity はいろいろなユニークな機能を実現できています。Amity の特長には以下のようなものがあります:

  • 投稿をタップするだけで曲が再生できる

  • タイムラインなどの投稿のリストを連続再生したりシャッフル再生したりできる。たとえばハッシュタグ #jazz があったとして、ハッシュタグで絞り込んだ上でシャッフル再生、なんてこともできます。タイムラインをジャンルで絞り込んだ上で連続再生、みたいなこともできます。

  • 投稿した曲のタップ数がわかる(いろいろの問題があって再生数はとれませんでした。これはほんとうに残念)。

  • 投稿のコメントで曲を返信できる。この曲もいいよ、とか、この曲がサンプリングされてるよね、とかの返信が簡単にできます。曲つきのコメントははタップするだけで曲を再生できます。

  • 曲の再生開始時間の指定ができる。この曲のここを聴いてほしい、といった場合に 12:34 みたいな文字列をいれると、それをタップすることでそこから曲の再生がおこなわれます。YouTube  とかにある機能ですね。

  • 曲をキープできる。キープした曲は自分用のプレイリストのようになり、もちろんキープした曲だけの連続再生やシャッフル再生が可能です。設定によってキープと同時に曲をライブラリに追加することもできます。

あとは Twitter と似たかんじです。ユーザをフォローできたり、ハッシュタグがつかえたり。上に書かなかった機能として、プレイヤー画面からアーティストや曲を Google で検索できたり(地味に便利です)、投稿に対して Emoji でリアクションができたり、といったものもあります。

インストール数が伸びていない現時点でも、ぼくはこのアプリはおもしろいアプリだと信じているし、なにかきっかけさえあれば流行るんじゃないかとおもっています。ひょっとしたらそのきっかけのひとつになるんじゃないかと蜘蛛の糸にすがる気持ちでこの文章を書いています。あれ? 蜘蛛の糸って最後は切れるんでしたっけ?

インストール、よろしくお願いします!

この文章を読んでアプリに興味を持ったり、ぼくを哀れにおもったり、ぼくを狂気から救い出したいとおもった人はぜひ Amity をインストールしてみてください! 無料だし、今は広告もありません(というか普通のバナー広告みたいなのをいれることは将来的にもないとおもう)。

インストールは以下のリンクからどうぞ。


以上になります。まとまりのない文章を読んでいただき、どうもありがとうございました。ぼくは引き続き発狂しながらコードを書きます。あと、今後も note には投稿をしていく予定です。こういう内容じゃなくて、Amity の使いかたの Tips や Amity 上でシェアされてる曲の傾向などについて書きます。毎回毎回、発狂しててもコンテンツとしての価値がないですからね。

では、次の投稿もよろしくお願いします!

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