勝者と敗者
ゲームには勝敗が付き物。得点を競うものには『引き分け』という結果もあるけど、リーグ戦やカップ戦など長期的に見れば最終的には1人の勝者とその他の敗者がいる。
そして勝負をするからには、勝つことが最優先なのは間違いありません。
勝ち方にはこれが正解!と言う一つの答えはないのは皆さんもご存知だと思いますが、だからこそ様々な哲学や手段があって、それが通用するかを信じ、試されるべきでありますし、それはリスペクトをされるべきだと思います。
だからお互いの一生懸命がぶつかり合い、一方が他者を圧倒したり、相手に打ちのめされたり、最後の最後のプレーで勝利をもぎ取ったり、逆転をしたりなど様々なドラマが起こります。
スポーツの美しさと言うのは、そういったルールに乗っ取った上での最大限の真剣さと欺きと集中の脆さにあるのじゃないでしょうか。
たまにこんなチームもいます。
『 俺たち 私たち が勝ったから偉いんだ。』
『相手が弱かったから余裕で勝てたね。』
『あいつらがずるいから今日は負けたんだ。』
『このチームがダメだから負けたんだ。』
そんなことを言わんばかりの態度や言動を取るチーム。
僕が率いるチームにはそんなことは絶対に思ってもらいたくないです。
単純にリスペクトに欠けているからです。
相手に対してだったり、味方にだったり、自分にだったり。
相手がいなければ試合は成り立ちません。
味方がいなければここまで切磋琢磨して成長してこれないのです。
そして何よりも自分で掴んできた環境で頑張ってきた自分への攻撃を、自分はだけはしないであげるべきなのです。
繰り返しますが、ゲームをするからには勝ち負けは付き物です。そしてこの勝ちを目指す姿勢や、敗北感のような感覚は人生においても付き纏う要素じゃないかなと思います。
常に成長して、ポジティブに幸せに生きていける人はどんな結果でも素直に受け入れて自らに対しても、存在する他者に対してもリスペクトを払える人だと信じています。
そういう人たちは、俗に言うGood winnerやGood loser、つまり良い勝者と良い敗者として讃えられ、スポーツの価値を伝えていける存在になるのではないのでしょうか。
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