月館の殺人(レビュー/読書感想文)
月館の殺人(佐々木倫子・綾辻行人)
を読みました。
小説ではなく、漫画です。
佐々木倫子さんは「動物のお医者さん」などで有名な人気漫画家さんですね。絵がとてもキレイです。
そして、原作は綾辻行人さん。
2006年の作です。
発表当時に読んだような記憶があるのですが、家に本が見当たらず、内容もまったく記憶に残っていなかったので、文庫版上下をこのたび購入して再読しました。もしかしたら読んだ気になっていただけかもしれません。
さて、本作の認知度ってどれくらいなのでしょうね。
綾辻さんの館シリーズは、私は最長作の「暗黒館の殺人」以外はすべて読了しています。暗黒館もいつか読む予定です。
「月館の殺人」は、タイトルからも明らかなように、綾辻さんの館シリーズの裏の1作と言って良い位置付けだと思います。
そういう作品なのですが(違っていたらすみません)、綾辻さんの熱心なファンは別として、ただ、何となく館シリーズを読んだことがあるという感覚ですと本作には辿り着かない人も多そうです。本屋さんですと売場だって違うでしょうし。
もったいない!
と、言うことで、館シリーズは好きだけど「月館の殺人」は知らなかったという人は、是非、この投稿を見たら実際に手にとって読んでいただきたいものです。
特に中盤に(文庫版だと上巻のラスト)明らかになる大ネタは衝撃です。私はこういう単純明快なネタが好きです。
あらすじなどでは一見そう見えますが、単なる鉄道ミステリーでは無いということだけネタばらしにならない程度ここではお伝えします。
あ、ただ、鉄道マニア垂涎のネタはたっぷりなので、そういう意味では額面どおりの内容を期待して読んでいただいても肩透かしは喰らいません。
つまり、館好きのミステリーマニアも、鉄道マニアも両方が大満足必至の作品ということです。
是非ご一読を。
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