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【中小企業シリーズ】社員のメンタルヘルスケアについて

弊社では年に1回ストレスチェックテストを社員に行っています。
ストレス数値の多かいスタッフは、
意外と自分では気づいいないことが多いです

テストで高ストレスと評価された社員には
希望者には委託の産業医との面談を実施しています。

それだけでは、社員のメンタルヘルスケアは十分ではありません。

弊社のメンタルヘルスケア担当はわたしが直接やっています。
なんとなく気になる社員や休職者の復職時の面談は
すべて私が担当しています。

理由はとても簡単です。
わたしが精神疾患を経験しているからです。

会社が立ち上がり間もなく、ちょうど子会社が一つできたころに
過労がたまっていて抗うつ状態だったようですが
全く気付かず。

その後、毎日大手から来た社員と喧嘩ばっかりしていたが原因で
ギリギリの状態を保っていたのが崩壊したのがはじめですね。

受診前の症状としては
1.メールが書けない
→気づくと同じ文章を書いていてメールが書き終わらない

2.字が読めなくなる
→小説のような文章量の多いものを読むと
同じ行ばかり読んでしまい先に進まなくなる

3.人の声が聞こえなくなる
→水の中に潜っているような感じで
人が話していることが聞きづらくて大変でした

さすがにこれはやばいと思い、近所の大学病院に受診しました。
その時点では鬱との病名を付けられ治療が始まりました。

主に投薬治療がメインでカウンセリングなどはありませんでした。
1年くらい通いましたが全くよくならずに
近所の評判の良い病院に転院しました。

ここでは鬱の判断ミスで全く違う治療をしていたため
病気が変化して一生薬を飲んで体調を安定させないといけない
違う精神疾患と判断され、1からの治療を開始。

この病院に転院してから体調は良くなり社会復帰もしました。
主治医と相談して、病院は指定で薬の調整をして
妊娠、出産、育児、仕事を現在は問題なくこなしています。

この経験があったからこそ、身についた特技があります。

まず表情や行動を見てメンタル不調を見抜けること
あとはメンタル不調者の話を聞いて
病気発症から治るまでの過程のどのあたりにいるのか判断できます。

ここで世間の偏見をあおる「心の病気」「心の風邪」という言葉には
個人的には否定派になります。

なぜなら心が病むのではなく、
ストレスなどが原因で脳が正常な働きをしないことが原因だからです。
誰が作った言葉か知りませんが、
なぜ脳の機能障害といわないのか謎で仕方ありません。

投薬も脳機能に作用するものばかりです。
この勘違いをさせる言葉が早く世の中からなくなってほしいと思います

精神疾患にもよりますが、
一般的な疾患だと良くなるまでに段階があります

1.動けなくなる
2.動けるが気力がわかない、
 感情がコントロールできずにものに八つ当たりする
 過食または拒食が出る場合がある、過剰な偏食になる
3.動けるようになると希死念慮が出てくる
 ※一番自殺の高い段階で危ない時期です
4.だんだんと通常生活を送れるようになる

大雑把に書くとこんな流れで治癒に向かっていきます

わたしは既に10年以上の付き合いなので
どの時期に症状が出やすいか、どんな症状がでるのかわかっていますが
やはり症状のコントロールは難しいです。

今でも過食と拒食を繰り返す時期があり
半年で10キロ太って、半年で10キロ減ったりします。
おかげで胆石いっぱいできています。。。
※急激な体重の増減は胆石ができるので注意してください

その程度の症状はでますが、
日常生活にはあまり問題がありません。
たまに体調を崩したときに丸1日寝たりして倒れますが
脳機能が睡眠により回復するので、
その後は普通に生活しています。
睡眠時間の管理さえきちんとすれば問題ありません。

そんな生活を送ってきたのでメンタルヘルス担当として
社内のスタッフの相談に乗っています。

今は大したことない鬱(抗うつ状態)でも
休職指定の診断書を出して儲けている病院もあるので
弊社では休職申し込み時の診断書の発行で不可としている病院もあります。
また復職する場合は会社指定の病院での診断書しか受け付けません。

休職するのは簡単ですが
復職するのはかなりハードルが高いので
診断書で儲けている病院の診断書で休職に入ると
後が大変なのでみなさんも気を付けてください。




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