【ホテルを輝かせる人たち VOL.2】the rescape ホテルマン漁師 高田和大(後編)
みなさんこんばんは、ながおです!
今回は「ホテルを輝かせる人たち VOL.2」
宮古島にあるthe rescape(以下、リスケープ)に勤め、ホテルマン漁師として活躍されている高田さんへのインタビュー後編になります!
VOL.2 前編を見逃したという方はこちらからどうぞ ↓↓
前編では、高田さんが宿泊業界に入るまで、そしてその後のエピソードやホテルマン漁師となるきっかけまでのお話を伺ってきました。
HOTEL LOCUS(以下、ローカス)のレストランコンセプトを決める会議の際に、UDS株式会社の梶原会長が仰ったひと言。そのひと言を受けた時の高田さんの心情から後編は始まります。
それではインタビュー記事をどうぞ!
(以下、太文字が高田さん、太文字ではない部分がながおになります。)
本当にやっていいんだ。
梶原会長からホテルマン漁師の提案を受けた時、高田さんはその提案についてどう思ったのですか?
夢物語の様に聞いていました。
ホテルマンが漁師をやるイメージもなかったですし。半信半疑というか、この会議の場は盛り上がっているけれど実現はしないんだろうなと思っていました。
そうだったんですね。
ただ、今までに感じたことのない仕事へのワクワク感というのはありました。これが実現したら間違いなく自分にとっての大きなターニングポイントになるだろうなという感覚はありましたね。
大きな可能性は感じていたんですね。
実現するかどうかは別として。
そうですね。
仕事への可能性と、自分に対しての可能性を感じていました。
少し仰っていましたが、当時の高田さんにはホテルマンと漁師を兼業するというアイデアは全くなかったんですか?
なかったですよ。
趣味と呼べるものを仕事にできるとは考えていなかったですね。
そうだったんですね!
梶原会長からの提案を受けてから、すぐにホテルマン漁師としての活動は始まったんですか?
すぐではないです。
実際に可能性も感じていたし、きっかけとなった会議でも盛り上がった内容ではありましたが、本当に実現されるとは思っていなかったので、実現に向けての動きはその後取っていませんでした。
そこから少し時間が経って、梶原さんが「漁師の件、どうなった?」と仰っていて「あ、これ本当にやっていいやつなんだ」とその時に遅れて認識しました。
なるほど。笑
そこから宮古島の漁協に挨拶に行って、一般的に漁協への加入は個人で行うとその時に知ったんですけど、会社で加入したい旨を説明しに何度か足を運びました。当然ですが最初は全く相手にされなかったんです。いきなり知らない人が来て、全く前例の無いことを提案してきた、といった感じで。
それでも足を運ぶことを辞めず、宮古島でのホテルの立ち位置や、この取り組みを通じての宮古島に貢献したい思いなど。色々説明やご相談をさせて頂いて、何とか漁協への加入が認められました。
その後はホテル内での調整で
という話がでてきました。
まずはホテルマンとしてのシフトと、漁師としてのシフト、両方作って動いてみよう。といった感じで試験的に始めていきました。漁協の加入審査にしても簡単には通らなくて、かなり労力も熱量も時間も使いましたし、ここまではかなり大変でしたね。
漁協への加入や現場とのシフト調整などの苦労や模索があったんですね。
漁協への加入が認められて、ようやくホテルマン漁師としての肩書がしっかりと出来たと思うのですが、改めて高田さんの業務内容の確認をさせて下さい。
ホテルマンとしてのフロント対応(チェックイン/チェックアウト対応、電話対応etc)と、漁師として素潜りで獲ったお魚を沖縄UDSが運営するホテルに提供するお仕事。ざっくりこんな認識で間違いないですかね?
そうですね。
面白いですよね。
実際にローカスやリスケープでゲストに対して、高田さんが獲ってきたお魚を提供する際には「当ホテルのホテルマンが自ら素潜り漁で獲ってきたお魚なんです」みたいなアナウンスも入れられてたりするんですか?
そうです。
そこまでがひとつのパッケージのような感じですね。僕がフロントで出勤していれば、レストランスタッフが「フロントにいるあのスタッフが獲ってきたんです」っていう話もできるので、それでビックリされるお客様も多いですね。やはりお客さまのイメージとして、レストランスタッフが獲ってきたという話なら想像ができても、ホテルのフロントスタッフが獲ってきたというのは驚かれるお客様が多いです。
それはそうですよね。
とても素敵です。
ホテルにいてほしい。
新たな取り組みでもあったということで、実際にホテルマン漁師として動き出してからの苦労もあると思うのですが、その点はどうでしょうか。
もちろんありました。
この動きが始まったのが夏ごろで一番の繁忙期だったんです。現場からすると週1回でも現場を抜けるというのは負担が掛かるので、反対の声もありました。
この時に会社の意向と、現場の意向は違うんだなというのを強く実感しましたね。当時の支配人もホテルマン漁師の取組みが決まった後に入社された方だったので、まずは現場をしっかりと回すという視点から、なかなか賛同頂けないこともありました。
やはりそうなんですね。
当時は時期というのも大きく関係していたとのことですが、今はメディアで数多く取り上げられていたりすることで、高田さんに対する社内での評価や、現場での理解度も変わってきているのかなと思うのですがどうですか?
今は本当に周りのスタッフも理解してくれているし応援してくれています。まだまだ試行錯誤中な点もありますが、そういった環境は大きく変わってきていますね。
それは良かったですね。
本当に応援して頂けるのはありがたいですね。
一時期は漁師活動だけで、ホテルの現場には入らないという時もありました。その時に新たなチャレンジをしてみたことで、一気にホテルマン漁師としてのメディア取材の機会が増えたんです。
ただこの時、現場スタッフから一つの声が上がりました。それはメディアではホテルマン漁師として取り上げられているのに、実際には現場にいないじゃないか!と。
今思えば当然の意見なのですが、当時の僕は漁師活動で必死でした。それに漁師活動がホテルのPRにも繋がっているという気持ちが僕にはあったので、その状況が良くないとは思っていなかったんです。
でも、お客様も会社も考えることは同じで、ホテルマン漁師なのであれば「現場に入っていてほしい」ということなんですよね。現場にいるだけで大きな価値が生まれる。お客様からしてもレストランスタッフから話を聞くだけじゃなくて、実際に魚を獲ってきた本人が目の届く場所にいる。これはお客様の抱く印象に大きな違いを生んでいました。なのでそこから岡崎さんと改めて話をして、週3でホテルマンのシフト、週2で漁師のシフトという形にして、現場からの承諾も頂いた上で、ホテルマン漁師の活動に取り組んでいます。紆余曲折ありましたが、今は現場からの理解も頂きながら、ホテルマン漁師としての活動を進められているという感じですね。
やはりご苦労があったんですね。
ゲスト目線で考えると、確かに高田さんにはホテルにいてほしいと僕も思いますね。
そうですよね。
実際に今は現場に入ってゲスト対応などさせて頂いていますが、その良さを強く実感しています。
一緒に食べないの?
ここまで社内や漁協、現場スタッフとのエピソードが多くでてきましたが、ゲストとのエピソードも伺えたらと思います。
ホテルマン漁師として活動していたからこそ生まれたエピソードや体験などはありますか?
そうですね。
今は違う形でやっているのですが、とても面白かった話があります。
リスケープのアクティビティの1つに「素潜り漁師ツアー」というのがあるんです。僕とツアー参加者が一緒に海に入って、お客様の目の前で僕が素潜り漁をして魚を獲る。そのお魚をランチで食べて頂くという内容のツアーなんです。このツアーでは僕もお客様と一緒にランチを食べるという内容になっている時期がありました。
一緒に食べる!笑
それは面白いですね!!
そうなったきっかけは素潜りツアーに参加されたお客様が、漁が終わった後の流れを説明している際に
こんな一言を頂いたことから始まったんです。
今振り返っても本当に面白い話ですよね。ツアー参加者がカップルの2人だとしたら、ゲストのお2人と僕とサブガイドの計4人でお昼を一緒に食べるような感じでした。
それはすごいですね。
ランチを頂く際に漁で獲ったお魚のこととかも教えてもらえたりする訳ですもんね。
その通りです。
シェフよりもお魚に関しては詳しい部分もあるので、そういった事も伝えられるし、食事の中でホテルや宮古島の魅力についてのお話はもちろん、ゲストの今回の旅行についてのお話もできる。ゲストとたくさん交流できるのはこのツアーならではの面白い点でしたね。
とっても素敵です。
ホテルスタッフとのお話が大好きな僕からすると夢のようなプランです!
ありがとうございます。笑
今はオペレーションの都合で一緒に食事をするのではなくて、食事の提供を私が行うような形に変更していますが、今も試行錯誤中です!
オペレーションの都合はあれど、食事提供でも接点が取れるのはとてもいいと思います。ツアー参加者も「この人本当にホテルマンなんだ!」と思えますよね。笑
そうなんですよね。
あとはツアー内容が素潜り漁だけだと、基本海に潜っているので会話でのコミュニケーションが少ないんですよね。
たしかに。
僕の場合、少人数でツアーをやっているので、交流は図りやすい規模感ではあるんです。ただ漁以外の機会がないと、なかなか交流しにくいという課題はあったので、ランチに参加する、お料理の提供を自らするというのはそういった課題解決にもつながりました。
この形になってから、よりディープなツアーになっていると思いますし、素敵な滞在体験の中の1つにして頂けているかなと思っています。
すごく素敵ですね。
そういった形でホテルマンとゲストの交流が仕組みの中で積極的に組み込まれているのはまだ少ないと思うので、とても面白い取組みだと思います。
このツアーというのはホテルマン漁師としての活動が始まった当初からあったものなんですか?
いや最初は無かったです。
僕もガイドをやったことが無かったので、当時はシンプルに漁で獲ったお魚をホテルに卸すだけでした。ただローカスから1年後にリスケープが開業するのですが、リスケープのアクティビティを考える際に素潜り漁のツアーってできない?と言われて、そこからリサーチを始めたり、実際に素潜りツアーの体験をしにいったり、実現に向けて準備した感じですね。
その準備をしていった段階では、ツアーの中で高田さんも一緒にランチを食べるというのは入っていなかったということですよね?ゲストの声から一緒に食べるように変更したと。
そうなんですよ。
すごいですね。
とても素敵なお話です。
ありがとうございます。
今は一緒に食べることはないのですが、ランチの時間も提供する側として、ツアー参加者の方々と時間を一緒にできるのはとても楽しいですね。
一般的なホテルマンだと、まず素潜りツアーに同行することもないし、何なら先導することは本当にないことですよね。その上、目の前でお魚を突いて獲ることもしない。しかもその獲ったお魚を使って調理されたお料理を提供しているホテルマンはまずいないでしょうね。
高田さんがいるからこその素敵なツアーだなと思います。
改めてこう話したり、聞いたりしていて本当に変な話ですね。
変というより「珍しい」ですよね。
このツアーはゲスト目線で見てもとても面白いと思います。素潜り漁を間近で見られるというのと、高田さんが食事を提供している姿を見て、改めてツアー参加者も高田さんの事を、素潜り漁のできるホテルマンという認識も持てる。
しかも最終的にリスケープでの滞在の思い出も増えて、滞在満足度も上がると思います。実際に今話を聞いていて本当に素敵なツアーだなと思いました。
ありがとうございます。
僕もツアー利用者の方にはより喜んでもらえたらと思っているので、ツアーの一部始終をGoproで撮影しているんです。それを自分で編集をして参加者の方々に後日データでプレゼントしています。やはり動画で旅の思い出が残るというのは大変喜んで頂ける方が多いので、これは個人で勝手にやっています。
それは参加者全員にやられているんですか?
最初はできる時だけだったんですが、今は全員の方に動画をプレゼントしていますね。僕が想像していた以上に、動画をプレゼントした方々から嬉しいお言葉を頂けるので、ツアー参加者のみなさんにお送りしています。
本当に素晴らしいです…
ゲストは本当に素敵な体験や思い出になっているでしょうね。早く体験したい…
お待ちしています!
ここでしかできない。
終盤にはなってきますが、改めてホテルマン漁師として、注目を集めている高田さんにお聞きしたいのは、ホテルマンという” 個人 ”が注目を浴びることの可能性をお聞きしたいです。
この点においてはどうお考えですか?
そうですね。
基本的にホテルマンはフロント業務が優先になるべきなので、あまり僕みたいにホテルマン×〇〇〇みたいな存在がいすぎても現場が回らなくなってしまうと思うんです。なのでみんながみんな、そうなるべきとは思わなかったりもするのですが。
ただ、1人のホテルマンの「好き」なことが、しっかりとホテルの売上に繋がるものであれば、ホテルがその人の魅力や好きなことへの情熱をを引き出してあげて、その人自身をコンテンツ化することは大事だと思います。その結果「あの人に会いに行きたい」というゲストが現れてくる。なのでスタッフをフィーチャーするようなホームページ作りやコンテンツ作りというのは多くのホテルでもやっていく必要があると思いますし、既にやっているホテルもあると思います。
問題はホテルがコンテンツ化した個人をどう発信していくかです。ながおさんも感じているかもしれませんが、人をフォーカスする方が、コンテンツにフォーカスするよりも、長く愛されるイメージがあるので、それを今後ホテルがどうしていくのかはとても大事になってくるかなと思いますね。
ホテルが個人の魅了を引き出し、それを個人だけでなくホテルがどう発信するか。確かに僕はホテルに関わる個人にとても惹かれるので、高田さんが仰ることはよくわかります。
「好き」を仕事にすると、そもそものホテルマンとしての業務に対するモチベーションへも大きく影響してくると、私はホテルマン漁師をしていて感じています。その人だからこその役割や業務を会社やホテルが許可を出して作っていく。そうすることで同じ仕事の繰り返しだけではなく、楽しみながら継続してフロント業務などに就けたりすると思います。
ホテル×〇〇〇、ホテルマン×〇〇〇というようなコラボや兼業という形が、ホテルにも、各個人にも、ゲストにもポジティブな影響を与えるということですかね?
そうですね。
ただこれはすべてに対してそうとは言えなくて、ラグジュリーホテルの場合、サービスに特化できる環境だと思うんです。こういったホテルはシンプルにサービスを極める。これで何も問題ないと思っています。
ただ全員が全員ホテルマン、サービスマンのトップを目指して働いている訳ではないので、結局は毎日の現場が楽しいかどうかが、とても大事なことだと思います。だからこそ1つの提案として、自分の「好き」を会社に伝えていってもいいのではないかな、と考えています。
なるほど。
高田さんにとって、ホテルマン×〇〇〇という働き方にはどんな可能性があると感じますか?
ホテルマン漁師としての働き方の部分においては、先程も少し話したように、自分たちが楽しく日々の業務に当たるためのものという感じです。仕事に対して生きがいを感じられます。
例えば、僕がこの働き方を他のホテルでできるかというと、できない所がほとんど、もしくは無いと思うんですね。そうなれば自然とここに残るという考えがでてきますし、結果ホテルの離職率低下にも繋がる。たとえ条件面が良くなくても、そのホテルでの仕事に生きがいを感じられるのであれば、僕はそこに残ると思います。
そういった可能性はホテルが承認していけば、ありえるのかなと思いますね。
なるほど。
僕も色んな挫折や苦悩を味わいました。だけど何故ここに残ってホテルマンをしているかと言ったら、他ではできないことをやらしてもらっているというのが非常に大きいんです。やはりこの働き方の最大の魅力は、好きを仕事にできることで生まれる”生きがい”の部分になってくることかなと思います。
たしかに「好き」が仕事になって、しかもその働き方はそこでしかできないとなると大きな魅力ですね。
今は働き方を伺いましたが、ホテルマン漁師として働かれるようになって、ゲストに提供できるサービスの幅に何か変化はありましたか?
実はそんなにないと思っています。
特にホテルマンとして行うサービスの幅には特に変化が無い様に感じていて、ホテルマン漁師のような、ホテルマン×〇〇〇というのも僕個人の「存在の魅力」だと思うんですね。僕がローカスの施設内を歩いていても声を掛けられる訳でもないし、ゲストもローカスやリスケープに何で泊まりに来て頂けているのかといったら、ホテルのデザインやロケーションや利便性だったりだと思うので、僕がいるからローカスやリスケープに来て頂けたというゲストは基本的にいないんです。
でも素潜りツアーがあるから来て頂ける人たちもいて、その中には僕のことを知っていて来てくださる方々もいる。そういったゲストに対して、素潜り体験というサービスを提供できるようにはなったけど、ホテルマンとしてのサービスは大きく変わっていないと思います。
なのでローカスやリスケープは僕ありきのホテルではないというのが当然の事実です。ただそういった人にフォーカスを当てた魅力の発信の仕方というのは、今後のホテルのできることの1つだとは感じています。
とても面白いですね。
僕の勝手な先入観で、高田さんは個人で取材を受けていたり、注目をされる機会が多いイメージがあったので、もっと個人での動きや職能についての話がでるかなと思っていました。
高田さんと話していて印象的なのが「高田さん個人でできること」と、自分ではできないけれど「ホテル全体で見るとできること」をとても明確に把握されている点です。そこが素晴らしいなと思います。
個人は「存在の魅力」でしかない。
最後になりますが高田さんにとって、ホテルサービスの理想の形を教えてください。
はい。結論から言うと、
です。
個で迎えるよりも、面で迎える。
詳しく教えて頂けますか?
もちろんです。
僕の場合、ながおさんも先程仰られていたようにメディアに取材をして頂けたり、「個人」で取り上げられる機会も多々あるのですが、それはあくまでも「個人」や「漁師」としての部分です。なのでホテルサービスとして考えると確実に個人でなくローカスやリスケープのように施設全体で、もっといえば沖縄UDSとしてサービスを提供していく事が大事だと考えています。リッツカールトンでサービスを極めようと本気で働いていたので、漁師ではないサービスマンとしての経験が濃くあるからこそ、個々ではなくて、各プロパティで、全員で情報共有をしながらゲストを迎えようという考えですね。
なるほど。
高田さんの中でのサービスの根幹の言葉ということですね。
そうですね。
今は高田さんが表に出る際は「ホテルマン漁師」というワードで取り上げられる事が多いですが、ホテルマンとしての過去のキャリアがあるからこその「面で迎える」という考えですかね。
はい。
本当に仰る通りで、例えば僕がサービスを徹底的に学べるホテルではないところを渡り歩いていて、漁師も兼業してとなると全く違ったことを発言していると思います。やはりリッツカールトンにいて、サービスを徹底的に学んできたからこそ、この考えは強みになるのかなと思いますね。
一度リッツカールトンのような最高峰のホテルでサービスを学び、経験も積んできたからこそ、今の漁師との肩書が強いギャップに見えるというのもありそうですね。
そういった面もあると思いますね。
そういえば以前、実際に個ではなく、面で盛大にお迎えした例があるのですが、ながおさんもご存知のホテルラバー、ホテルみるぞーさんが沖縄UDSの施設に遊びに来て下さって、その時は沖縄UDSが手掛ける4施設のホテルローカス、ザ・リスケープ、アンテルーム那覇、ストレータ那覇のすべての施設で歓迎させて頂きました。最近みるぞーさん効果でこういった4施設を回られるお客様が着実に増えています。みるぞーさんにとっても思い出深い滞在になっていれば嬉しいなと思います。(後日ホテルみるぞーさんに話を聞いたところ、チェックアウト時にお別れが寂しく泣いた。というくらい濃い滞在だったようです※掲載許可を頂いています)
こういった体験からも、やはり個人は「存在の魅力」であり、その点においては魅力的なホテルマンがいることで、ホテルに足を運んで頂くきっかけになればいいなと思います。そしてホテルサービスはそれぞれの個の力を集結させて「面で迎える」という考えを軸に、これからも多くのお客様をお迎えできたらと考えています。
素敵なお考えだなと伺っていて素直に思います。
大変貴重なお話をありがとうごさいました!
高田さんの今後のご活躍も楽しみにしています!
こちらこそ貴重なお時間とご機会をありがとうございました!
・・・
以上、「ホテルを輝かせる人たち VOL.2」でした。
いかがでしたでしょうか?
〈 渾身の特大アジと高田さんのツーショット。笑 〉
宮古島にある the rescapeを拠点として活躍されているホテルマン漁師 高田和大さん。とても明るく、気さくで、且つとても愛嬌のあるお方でした。多くの挫折と苦悩を味わいながらも、今はTVや雑誌など多くのメディアに取り上げらえる唯一無二のホテルマンとして日々奮闘されています。
インタビューをしていて、自分も今すぐ宮古島に行って、素潜り体験ツアーに参加したい!と思いましたし、この記事を読んで頂けた読者の方々にも、ツアーやリスケープへ、そしてローカスなどの施設に足を運んで頂けたら嬉しいです。
この連載では、これからもホテルに関わる個人にスポットを当てて紹介していきます。このホテルの写真は見たことあるけど、こんな人が働いてるとは知らなかった。こんな人が関わっているとは知らなかった。そんなふうに読んで頂けたら嬉しいですし、これをきっかけに、その人が関わっているホテルに足を運んで頂けると何より嬉しいです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
また次回VOL.3でお会いしましょう!
ではまた。
・・・
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