見出し画像

使える! 理学療法士の心理学テクニック

こんにちは。SNSIです。

気づけば2020年も後半戦ですね。頑張っていきましょう。


今回は、理学療法士に使える心理学についてのお話です。
会話中の目の動きだけで相手の心理を評価しちゃうPT。凄くないですか?笑
そんな内容も載せています。

理学療法士と心理学についてまとめてるものって少ないんですよね。
だからこそ今回、それをまとめてみました。
約10,000字、基礎〜ちょっと応用までまとめてます。是非読んでみてください。


それではまず…

PTの勉強といえば、触診であったり、手技であったり、その辺が中心ですよね。おそらくほとんどのセラピストが、ある程度の時間とお金をそこにかけていると思います。PTの核になる、大事な部分です。

というのも、PTの仕事って、

「自分が介入することで患者さんがよくなる」

というのが大きな喜びなんですよね。だから、自己研鑽に励めます。


しかし、何かしらのきっかけで患者さんに拒否された経験、ありませんか?

初回介入で疼痛を出し過ぎてしまった…

ちょっと踏み込んだ内容を聞いてしまって、それが地雷で、心を閉ざされた…

なんていう経験は、別に珍しいものではないと思います。
こうなってしまうと、患者さんとの信頼関係が生まれてきません。

信頼関係がないと、せっかく勉強した手技もその効果を100%活かせなくなってしまいます。(この人嫌いだなあ…って思われながらでは…ね…。)

そういう意味で、心理学はとても大事です。


心理学を知ることで、セラピスト側のメリットとしてまず1つ、

『患者さんの気持ちを理解しやすくなる』

ということがあげられます。これにより患者側からは、

『このセラピストは信頼できる』

という気持ちが生まれます。

これによりセラピストは、日頃培っている自分の知識や技術を、存分に患者さんに還元することができます。そして患者さんは、その素敵な介入を気持ちよく受け入れることができて、身体的な満足に加え精神的な満足も得ることができ、効果は増大します。

そう、お互いにWIN-WINの関係になるのです。

PT心理学.001

心理学って、別に養成校でも学ばないですし、
心理学を知っているから1単位あたりの報酬が上がるわけでもないですし、
セラピストにとって必ずしも必要ではありません。

しかし、患者さんという1人の人間を担当していく上で、人と人との関係を構築していく上で、最も大事にすべき部分だと思います。


つまりですね…

PT心理学.001

そう、

「知らないより、知っていた方がいい」

これは、はっきりと断言できます。間違いないです。


今回私が勉強したのは、多くは一般書からです。

特に大学で講義を受けたわけでも、カウンセリングの資格をとったわけでもありません。

しかし一般書だからこそ、多くの人にすぐに応用が利くテクニックが載っています。

今回は10冊程度の本から学んだ内容をまとめました。
読んだ総ページ数としては2000ページくらいでしょうか。
その中から、特に『理学療法介入現場で使える!』と思ったものをピックアップしています。

-----------------------------------------------------------------

・患者さんとの信頼関係をもっとうまくつくれるようになりたい!
・患者さんとのトークでもっと心を掴みたい!
・これまで心理学なんて考えたことがなかったなあ。
・うまく患者さんの心を掴めなくて、上手に誘導できないんだよなあ。

-----------------------------------------------------------------

こういった方は是非読んでみてください。
心理学を勉強するきっかけになってくれればと思います。

以下、今回の目次です。



初回介入での印象づけ

個人的に最も大事にしている部分です。それではいきましょう。

ここから先は

8,518字 / 13画像

¥ 150

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?