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ウラジオストク、避暑のすすめ。

大学時代の友人たちと互いの近況を話す久しぶりの食事会。私は確実に酔っていた。友人の「お盆にロシアに行くんだよね。」の一言に、「私も行く。」と半ば勢いで便乗し、日本から2時間半の極東ロシア・ウラジオストクに行くことが決定したのが出発の10日前。
酔っ払った勢いではあるものの、その場でskyscanerで航空券を調べて、booking.comでホテルを予約し、翌日には電子ビザ申請に漕ぎつけました。さすが無職。時間だけは有り余っている。

そんな直前に決まった旅ではあったものの、ウラジオストクではすごく充実した時間を過ごすことができました。またぜひ夏に訪れたいなと思える旅先だったので、その理由を少し紹介してみます。

ウラジオストクが夏の旅先としてオススメな理由

その1:近い。
ロシアといえど、今回行ったウラジオストクはロシアの一番東、沿海地方の港町。日本から最も近いヨーロッパです。なんと成田から2時間半で到着します。映画1本分。めちゃ近い。夏のハイシーズンだったら沖縄より安く行けるのではないでしょうか。移動時間が少ない分、観光に時間をあてられるので、休みの短い社会人の旅行先にはすごくおすすめです。

その2:涼しい。
生きているだけで死にそうな猛暑の日本からウラジオストクへ行くと、本当に涼しい。私が行った時は台風が来ていてずっと曇天だったので、気温も低めでしたが、体感だと4月初旬くらいの気温。パーカー1枚あれば過ごせる気温だったので、天気が良ければ半袖で心地よく過ごせる、まさに避暑地でした。

その3:うまい。
とにかくご飯が美味しい。ビーフストロガノフ、ボルシチ、ペリメニなどの伝統料理から、港町ならではのシーフードまで、とても美味しい。ちなみに韓国人はカニを食べにウラジオストクに来るらしいですよ(ホテルで出会った韓国人談)。確かに日本で食べるよりも身が大きいし、かなり安く食べられます。

その4:安全。
もちろん最低限の安全対策はしていたものの、アジア旅行でよくあるぼったくりや高い値段吹っかけられることは全くと言っていいほどありませんでした。観光地でよくあるお土産の押し売りもないし、接客も控えめな感じ。お金の勘定も、それから移動手段として利用したバスのダイヤがかなり正確だったりと、真面目なお国柄なのかも・・・。女性一人旅とかでも行きやすい場所です。

電子ビザについて

これまでロシアは、渡航前に滞在先などの旅程を決めて、バウチャー(旅行確認書)を作った上で大使館へビザ申請に行かなければならないハードル高めな旅行地でしたが、2017年からロシアの沿海地方に限り電子ビザが申請できるようになりました。
私も今回はこの電子ビザで旅行してきたのですが、申請はフォームに情報を入力するだけで、申請から大体4日程度で許可が下ります。ビザ申請が簡単かつスピーディーになり、お休みの直前に思いついたとしても気軽に飛べる旅行先になったと思います。

※ただし、2019年8月現在、簡易ビザは利用できる地域・滞在日数や周遊に制限があるので、シベリア鉄道の旅やモスクワ・サンクトペテルブルクへの周遊旅行には利用できません。(日数・地域などを今後拡大させていく方針のようなので、制限解除に期待ですね。)

今回の旅のスケジュール

13日(木)9時 成田発 →  12時 ウラジオストク着
〜2日半ウラジオストク観光〜
16日(土)10時 ウラジオストク発 → 12時 韓国・仁川着
〜22時間トランジットでソウル観光〜
17日(日)10時 韓国・仁川発 → 12時 成田着

ちなみに今回の旅のスケジュールはこんな感じ。ウラジオストクはほぼ丸2日間半で観光をして、帰りの便を仁川でのトランジットにしてソウルにも1日立ち寄ってきました。
たまたま帰りの日に直行便がなかったのでノリでこんなプランにしてみましたが、実際にやってみたところこれかなりおすすめプランです。
ウラジオストクもそれなりに満喫した後、短い時間ながらソウルでサウナに入ったり、ショッピング・食べ歩きをしたりと、一挙両得の旅でした。
ウラジオストクの宿で一緒になった韓国人男性曰く、ウラジオストクは韓国人の旅行先としては人気な場所だそうで、飛行機の便数もかなり多いそう。日本からの直行便がまだ少なく、韓国経由になることも多いため、どうせ乗り換えで降り立つなら乗り継ぎ時間を利用してソウルに立ち寄るのオススメです。

とまあこんな感じで、ウラジオストク旅行をお勧めする理由を綴ってきましたが、思いの外長くなったので、今回の旅行で行った場所などについては改めて別の記事で紹介したいと思います。

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