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葡萄酒の色、君の香り


僕には似合わない
派手な匂いの香水をつけて
真っ新な雪を葡萄酒色に染めていく

酔って火照っても流れ落ちない君の記憶は
今年また一段と冷たくなって
僕の心臓をも貫きそうなところで
いつも春は訪れるんだ


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