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僕がパチンコ依存性を患っている話

 私は幾つかの依存性を患っています(タバコ🚬とパチンコ🎰パチンコは重症だと思う)。依存性というのは全てを手放しても完治しない。先ずは認めて(コレが難しい)、周りの人(頼れるなら家族。僕は居なかった)に相談するといい。

 私には頼れる家族が居なかった。それにプライドも高かった(生きていくのに無駄な位に)。だから最近まで治療が進まなかった。自分が依存性だと認められなかったのだ。高い自尊心が依存と関係あるのだろうか?

 僕の話しをしたい。

 私が仕事をしながら、パチンコ依存性でズルズルとお金減らしていって、携帯にパチンコに使ったお金のメモがマイナスが10万を超えたあたりで私は帰路に立たされた。
 キッパリと止めるか?それとも本気で取り戻すか?同時期に始めた友人たちは年下ばかり、僕よりもセンスがあり、本業を持たずに自由にしていたので月に30万〜稼ぎまくっていた。

 僕は真似すれば良いと友人に一日ついて回ったが、友人らは1日に4〜5件お店を回り、翌日の打つ台の目利きをしたり、アドリブ力とゲーム台に対しての知識がいるので、簡単には真似は出来ないなぁ。と思った。

 僕は独学でパチンコを勉強する事にした。自分にあったやり方を探し始めた。

 帰路に立たされた僕はパチンコでお金を取り戻す事にしたのだ(この発想が依存性である)。

 結果はかなり早く出たと思う。16万位までマイナスに寄ったが、本を読みまくってメモしていたマイナスが三ヶ月程でプラスに転じた。
 面白かった。平日は仕事が終わってから毎日2時間以上パチンコ屋に通っていた。人と約束はしなかった。パチンコが優先だった。お金は増えたがたくさんの時間を失ってしまった。

 時は流れて、僕は自営業を始めたのだが、パチンコ屋に行く癖は治らなかった。

 依存性は癖になっているのだ。消費税や従業員の給料の支払いをする為にパチンコ屋に行ってしまっていた。依存性になっている奴の脳味噌は狂っている。根本的に狂っている。
 本業をしっかりしないといけないのに、時給にすると1000円もいかないパチンコ屋に夢中になっていたのだ。

 事業が傾いても辞められなかった。私の主治医にも私がパチンコ依存性だということは伏せている。

 そんな私が今パチンコを辞められているのは彼女のおかげだ。(事業が倒産してオケラになったというのも大きい)

 私がうつ病で毎日が辛く苦しんでる時、私は毎日手書きの日記を書いていた。ぐるぐるぐるぐると死にたいが頭を回っているから、ノートに死にたいの文字をたくさんたくさん書き綴った。

 僕だけが書くノートだったので、色んな事を赤裸々に書いたと思う(ココもそうなのだが)。

 ある日彼女が僕のノートに交換日記を書き綴った。ちょっと体が動けたら外にパチンコしに行って、また死にたい。を綴ったそんな日記にだ。

 彼女はパチンコ依存性の僕を赦してくれたように思う。僕がパチンコを止めようとして、失敗したら、そのことも交換日記に書いた。

 依存性を脱却するのに一回では辞められない。必ずスリップしてしまう。そのスリップをきちんと告白して謝るのが大切なのだ。懺悔するのだ。
 スリップから再発を防止するのは難しい。依存性の元になる要因は日本には沢山転がっている。
 しかし、懺悔する事により前に進む事ができる。

 以上が僕が脱却したストーリーだ。彼女に支えて赦して貰ったのがとても大きい。

 買い物、SEX、タバコ、酒、パチンコ、過食、拒食、女、男、薬、ガチャ、ゲーム、

 どれも過ぎると家族を持てなくなってしまう。

 何故、人は依存性になってしまうのか?

 遺伝なのだろうか?血なのだろうか?
 「弱いから。自己責任だ。」
 では社会の仕組みとしておかしい。
 そもそも、合法なのに誰も依存性に対する、その危険性については目を瞑る。
 警察が儲かるから。関わっている人間が儲かるからか?

 そんな浅い話ではない。依存性の人々は苦しんでいるのだ。

 何故、依存してしまったんだろうか?満たされない気持ちがあったからなんだろうか?好奇心なのだろうか?

 買い物、SEX、タバコ、酒、パチンコ、過食、拒食、女、男、薬、ガチャ、ゲーム、どれも脳に刺激を与える。脳に異常なホルモンを与えてしまう。溺れてしまう。

 きっと、どれも好奇心で手を出してしまうのだろう。

 では、正常な脳の状態とはなんなのだろうか?

 優しいのか?厳しいのか?眠っているのか?興奮しているのか?刺激を欲しているのか?

 どれを土台に選ぶのか?が個性なのだろうか?

 僕は依存性にハマっている人を救いたいとも思う。でも何故、依存性がいけないなら、依存性にハマった人を排除するのではなく。
 社会が患者に対して偏見の目で見るのではなく、オープンに助けてあげられる社会にならないといけないんじゃないのか?

 依存性に犯されている人を助けてあげると、サントリーが困るのか?マルハンが困るのか?警察が困るのか?ラブホ屋が困るのか?製薬会社が困るのか?煙草屋が困るのか?ゲーム屋が困るのか?

 あー。きっとそうなんだろう。

 資本主義社会の歯車には依存症の患者も回っている。日本の経済は依存性患者が最下層でぐるぐるぐるぐるとお金を吸い上げられていくのだ。

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