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Silen 3話目 湊斗サイド

こんにちわ。まぁです。昨日のSilent3話目。

まさかの湊斗サイドの物語。

また、つれづれに好きなことを
つづっていきますので
ドラマ感想や考察が苦手な方は
回れ右でお願いいたします。

それではいってみましょう!

高校時代~8年前~3年前にさかのぼる

1,2話と同じく、想の病気が発覚したころ、耳がほぼ聴こえなくなった時期とリンクして物語が始まる。

高校時代、紬が恋に落ちる瞬間を見ていたのが湊斗だった。

1話、紬が恋に落ちるところがここで回収される。

付き合い始めた想と紬の
「すごく切なくてちょっとだけ嬉しかった」

別れた時
「ちょっとだけほんのちょっとだけ嬉しかった」
ここって、学生時代経験した人が多いのかも・・・
友達が好きになった人を諦めないといけない時。あるよね、こういう感情。

そして、紬と湊斗の物語は、
図らずも想が聴力を失った3年前からスタートする。

ここリンクさせるか。。。胸が痛い。
想がおそらく絶望を味わっていた時期と
紬と湊斗の新しい道が始まっていたって残酷だ。

ファミレスとカフェ。

ここのシーンも、想と紬、紬と湊斗の
関係性をリンクさせる
演出になっていると感じた。
Silent公式SNSにも
「紬と湊斗にとって大切な場所ファミレス」の
秘密が明らかにと書いてあった。

二人が付き合うきっかけになった
ファミレス・コンポタ・ハンバーグ。

それに対し、想と紬はカフェで会う。

そして、ガラスを隔てた会話で、
耳が聞こえる同志だと
途端に会話ができなくなる風景。
耳が聞こえない想と手話ができる紬は
ガラスを隔ててスムーズに会話ができる風景。

ここの対比を出してきたのが、
とても奥行きを深くしていると感じた。

そのあと、現在に戻り、想と紬が会っているところを見かける湊斗。想を後ろから呼びかける。
聞こえないのに昔のように。
ここは2回見ると、オープニングの感じ方が変わる。

1回目は、「声聞こえないよ」と僭越ながら
湊斗に伝えたくなるが
2回目は湊斗はそれがわかってて
想に叫んでいるのがわかる。
想い出の中で、自分が話しかけたら
気づいてくれるのではないかという期待。
いろんな思いが込められての叫び。
2回目はオープニングから泣ける。

喜怒哀楽

そして、紬が「喜怒哀楽の怒」と
あらわしたその後の湊斗の態度は
エンディングまで見ると「怒」ではなく、
「哀」だったことがわかる。

静と遮断機の音。

色の使い方。タイトルバックのところ
すごく好きです。ここの演出にくい。
脚本家さん、天才です、本当に。

あざとい女


紬と湊斗別れて、ナナが想に声をかける。
会う前にリッックのチャックを
わざとあける。
1話目もチャックあいてたよね。。
おーーーここでいい人だけじゃないと
分かったぞ。いいぞいいぞ!
theあざとい女・ナナに期待。

てんとう虫の伏線

光と紬の会話。
「窓開けてる」ここ、てんとう虫の伏線なんですね(SNSで考察されている方の話で知った。)

お腹空かないなぁ

「お腹空かないなぁ」
ここ、何かショックなことや
辛いことがないと紬はお腹空かない。
パワハラ・セクハラの被害に遭ってた時も
ご飯食べれなかった。

ここのご飯の描写もさり気ないけど
リンクしてて好きでした。

紬とナナ

シーンは変わって、想とナナが
カフェでお茶しているところに
湊斗から電話。
ここでも、1回目に分からなかった
湊斗の本当の意図がわかる。
「昔みたいに話せるのではないか?
耳が聞こえないと認めたくない」から
敢えて電話した。

切ねー切ねーよ。。。

そして、ここでもナナが
「性格悪!ブロックしちゃえ!」
と「友達」と想が言っているのに
結構過激な発言。
いいぞ、もっとやれ、ナナちゃん。

またところ変わり想と紬が
タワレコで偶然再会。
こんな頻繁に偶然ある?これも伏線?

ここでの優しい想の顔と表情が好き。
「ここで待ってる」って言われたら
私ならまた何度でも恋に落ちる。

それと、エプロンの紐を直した想。
よかったな。ここもナナのリッックのチャック
なおすのと、リンクしてて想の優しさと
紬とナナの対比がよく現れていて好き。

悲しい告白

1時間後、カフェで紬と想が会話。

もう会わない方がいいという想。
それまで手話を使っていたのに
湊斗のことを話す時はテキストアプリを使う
紬。

なんでここをテキストアプリにしたのかは
分からないけど、字ズラで
「湊斗が好き」「佐倉くんは高校の友達」
「好きじゃない」と見るのは声より強く感じる。

紬が話しているあいだ、1回も紬ちゃんを見ずに、「湊斗って呼んでるんだね」

って寂しそうに想が言う。切なすぎる。。
この時の想の表情なんとも言えず切ない。

紬ちゃんの真意はわからないけど、
私には、想をつなぎ止めておきたかったという
少しのずるさと、湊斗が好きという気持ち
佐倉くんのことは好きじゃないということを
自分に言い聞かせるかのように聞こえた。

ところ変わり今度は湊斗、先生の居酒屋会話。
先生が紬と湊斗を姉弟に間違えるところ。
残酷だけど、脚本家はそれを表したかったのだと
思う。

湊斗が想に会った時の気持ちを先生に
伝えた時「聞こえないなら、振り返らないですよ。」と現実で返す先生。

これから先生の過去も出てくる予感。

家族の前だけ


想の妹が母に頼まれて高崎から上京。
家族とは声で会話。ここも切ないな。
想が信頼できるのは家族しかいない。

最初の想の一声目は
声を出しにくそうに出している。
すごい演技。

今リモート会議が多くなって
ヘッドフォンをしながら話すと
自分の声がどのくらいの声なのか
分からなくて声出すの躊躇するのと
感覚が少し似ているのかな。。
と思いながら。

伏線?

紬が湊斗と紬の家にいるシーン。
ここ、紬の本心が出ていた気がして。
「家に男の人がいると便利」
ここ伏線?
大好きな彼氏に便利っていうかな?
なんか違和感があった。紬の潜在意識のなかで
湊斗はそういう存在なのかも?
(深読みしすぎかな。。)

紬がスーパーに買い物に言っている時に
湊斗と想が会う。
ここで、紬が窓を空けていたから
入って来たと思うてんとう虫。
ここの演出考察されている方がいて、
本当に天才か?ってなった。
スピッツの音楽とも連動しているんだね。
そして、幸せの象徴てんとう虫が
湊斗の手から飛んでいった。。


湊斗が「電話きた」と、想に着信画面見せる
湊斗。少し残酷だな。

その時も最初は湊斗の顔を見ないようにしている。
想が紬に向ける顔と湊斗に向ける顔が違う。
湊斗には戸惑ってるような、申し訳ないような顔。

湊斗の想い

ここらが怒涛。
湊斗の本当の想への思いが溢れ出す。
20歳の誕生日にビールを飲む約束をしていたこと。
聞こえないけど。

ここの想くんの顔がまたいいのですよ。

湊斗が出ていき追いかける紬。
ここで明かされる想への想い。
ただのヤキモチじゃない。

ちょっと、ほんのちょっとだけのヤキモチと
大部分を占める親友・想への想い。

紬が想の障害を知ってすぐ手話を
習いに行って行動する強さと
湊斗の戸惑いと優しさと少しの諦めの悪さと。

ここの対比も見事でした。

紬の弟・光が言っていた
男の友情は違うという一言。

ここで回収。
丁寧な作りに頭が上がりません。

ここまでお読み頂きありがとうございました!




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