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2022.12.22

毎日、椎茸の姿を撮っていると、それなりの拘りも生まれるもので、今は鱗皮にフォーカスを当てることに四苦八苦してるけど、それも拘りのひとつなわけで。

オートフォーカスだと地肌にピントが合ってしまい、鱗皮の毛はボケてしまい。マニュアルでピントを合わしても、構図のためにカメラを振るとズレてしまい。つまるところ、カメラは固定しておいて、ピントはズームの位置を移動させてと。けっこうめんどくさいけど、いまのところこれが最適解。

『だったら絞れよ』と言われそうだけど、そこはやっぱりsmc PENTAX67 75mm F2.8ALの開放は美しくて。ピント面のシャープさは鋭くも、ボケていくグラデーションの加速も均一で。α7に着けているから、1/4の実力しか発揮できていないけれども、フォーカスしたい部分を強調させる力は強く。めんどくさくても、開放で撮りたいと。

けれども、フィルムで撮っていたときは、原則F8.0で撮っていたこのレンズ。中判の解像感が好きだったから、開放で撮ることは稀で。構図もパンフォーカス用のものが多く。なのに、デジタル機になってからは開放がデフォルトで。きっと、それは解像感に好き嫌いがあったからだと思うけど、フィルム時代と構図の傾向が変わったのは、このせいかなと。

そこへ行くと、スマホで撮るときは周辺減光を多用していまして。やっぱり小さいレンズだとボケが使えないので、フォーカス部分を強調させるには周辺減光が優秀で。あまりにも簡単に出来てしまうから、ついつい多用してしまうわけで。

それはあまり良くないなと。試行錯誤がそこで止まってしまうから。正直、『スマホのカメラだから』と、軽く見ている部分もありますし。もうすこし、スマホのカメラとも向き合わないとダメかなと。

そんなことを想う今日この頃です。


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