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春先にすること

 大体、冬は冬眠のクマのようになり、お菓子は食べまくる、居眠りしまくる、寝坊する、さらにはマンガやアニメに歴史資料に、四六時中、半分眠りながら浸っているのですが、春になって、そこから脱出する時、どうするか、ですね。

 天気が良くなる日に、できれば朝から、北野天満宮にお詣りがてら梅を見に行くか、大阪城公園の梅林を見に行きます。
 
 梅が咲き始めるころはまだ寒いのですが、日差しが明るく、目が覚める気がします。

 ちょっと前まで、大阪城公園では、ごへい餅など買ってたべたのですが(親はあまりそういう買い食いを許してくれなかったので、成人してから散々楽しみました)、大阪城公園の売店が全部コンビニになってしまい、甘酒(見るだけで楽しい)や餅の類がなくなって、ガッカリです。

 北野天満宮では、お抹茶を頂きます。昔、母と一緒の時は梅昆布茶にしていましたが。
 もう長いこと行かないな、と思ったら、そもそも行き始めたのは、大学合格の願掛けと願解きが最初でした。論文の願掛けに行ったなぁ……。
 
 大人になってから気づいたのですが、理性的と思っていたのに、意外と母は狂信的なヒトで、無神論者だという割に、私達姉妹の大学受験の際に、片っ端から神だのみしていました。ま、じっとしていられなかったのでしょう。平安の昔から女子の外出の口実は、神社仏閣巡りですしね。大手を振って出かけられますから。

 ところで、冬眠は、冬季うつなのだとネットで見ましたが、正真正銘の鬱、というほどのこともなく、シアワセにコタツでチョコレートやクッキーやチーズとコーヒーとを友に、本を読み、マンガを読み、アニメや映画を見ています。
 それだけのことなので、別にそのままでもいいか、と思ったりもします。

 しかし、あまりにも太るし、身体は重いし、不活発になりすぎて、買い物にも行かないので、とりあえず、出かける口実に梅の花を見に行くわけです。

 春の明るい光、どんどん歩いていくと、私のようにコートを着込んで、マフラーと手袋と帽子で雪だるまのようになっているヒトは他にいない、と気付き、実際歩くうちに、だんだん暑くなって、モコモコを一枚ずつ剥がしていくわけです。そして明るい日差しの中、白やピンクや赤の梅の花と花の香を楽しみます。

 春の儀式みたいなものです。

 
 

 

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