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欠課時数が増えてしまったら

 かなり前から、スキ❤️が少ないのに、アクセスがダントツなのが欠課時数の記事です。アクセス数は「高校の皆さんへー欠課時数について」は500を超え、「教職志望の方へ⑧ー欠課時数についてー」はまもなく1000を超えます。

 これらのnoteは、「欠課時数」という事象について説明したもので、「じゃあ、どうしたら……」という話は少ししか書いていませんでした。

 それで、今回は「じゃあ、どうしたら」の部分について、考えてみたいと思います。

①どうしたらいいか、担任に尋ねる
「欠課時数が多い、留年するかも、」と言われたら、言われた時点で、今後どうしたらいいか、どういう方法があるか、尋ねます。「そんなの出席すればいいんだろ⁉️」と逆ギレしている場合ではありません。
 ただ、この時、担任に即答を求めてはいけません。「学校に毎日来て下さい」で話が終わってしまいます。留年したくないなら、「進級したいので具体的にどうしたらいいでしょうか」と言って、②に移ります。

②事情を担任に開示する
まず、欠席している事情を担任に説明してください。

 欠課時数オーバーは、他の生徒から見れば、最近ほとんど来ていないねえ、と思われるぐらいの欠課時数・欠席数になります。なんの事情もない、ということは、まずないでしょう。

 欠課時数オーバーの恐れが出てきた時点であっても、何故欠席しているのか、担任が誤解していることもあります。最初の欠席理由が「体調不良」という場合はなおさらです。

 担任はどうかすると、『体調不良で学校に来れないなら、病院に行ってさっさと治したらいいのに。治らない病気なのかな?』などと考えていたりします。
 というのは、欠課時数オーバーによる留年というのは、学校によって数に多寡があるにしろ、毎年出ますし、また教員にとって、生徒の病気による長欠はそんなに珍しいものでもないからです。

 しかし、当人や保護者にとっては、中学に留年の概念がないため、初めての緊急事態でパニックになっているように思うのですが、生徒・保護者と担任との、この感覚の差が、その後の対応の遅れに繋がりがちです。

 つまり、生徒・保護者は、欠席理由はさまざまにしても、留年と言われてパニックになって、家中大騒動しているのに、担任は、体調が悪くてずっと休んでいるのだから重い病気だろうし、そっとしておこう、と考えていたりするわけです。
 その場合、生徒保護者の側から何の説明もなければ、初期に報告された理由のまま、体調不良による欠課時数オーバーとして処理され、「ゆっくり療養して来年頑張って下さい」ということになります。
 いや、そうじゃなくて❗️というのならば、なんらかの説明が必要です。

以下は、原因と対策ですが、結構デリケートな問題なので有料にします。

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