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景気不景気日々雑感

 大学は一見あまり様子が変わらないが、世間一般はそうでもないように思う。

 最近、忙しくて、先日帰りにスマホメールに気を取られたのか、一駅乗り越してしまった。それで久しぶりに商店街の中を通ったら、駅の向こう側のアーケードがなくなっていたり、アーケードのある側も大半閉店して店ではなくなっていたりして、業務用スーパーと関西スーパーだけが営業していた。

 その商店街は、幼い頃から大学生の頃まで、母に連れられたり荷物運び要員としてついて行ったりした場所で、たくさんの家々がしもた屋になっていても、家や店の扉は残っているところも多いので、昔日の繁栄の思い出が蘇り、胸に迫るものがあった。

 商店街でゆっくり買い物のできた時代は、まだ決して豊かとは言い難かったが、人出は多かった。でも今は個人商店をゆっくり見て回る気持ちが起こらないし、誰もいない。みな時間に追われていて、時間を切り売りしているから、スーパーで一週間分買い込んだり、コンビニで必要なものをパッと買って帰るか、通販で冷凍食品を定期購入したりするのだろう。

 スーパーでは、割引している日は混雑している。さらに言えば、以前からテレビやSNSで時短料理や格安料理の特集があると、その食材に特売の「TVで紹介されました」的なポップがついて、売り切れていたりしたものだが、先日モヤシが特売になり、ほぼ完売しているのを見て、「ここまで来たか❗️」と思った。嵩増しの代表格だから。

 物が高すぎて、買い控えや格安商品への集中が起こっている。果物や野菜は高騰し、買いにくくなって、買い控えているうちに旬を逃すことが増えた。エンゲル係数の高い一人暮らしの私でもそうなのだから、たくさん食べる家族がいる家庭は大変だろう。

 トリクルダウンは嘘だった。株で儲けている人や、内部留保を溜めている企業も多いらしいが、スーパーの売れ行きの様子を見る限り、みな生活が一杯一杯のように見える。

 高校授業料無償化というが、私費つまり諸費用は高いし、東京大学が授業料を上げるというので、影響が心配されて、反対運動が起きている。
 生徒はiPad、学生はパソコンを持っていて当たり前になっているし、私自身、急に仕事でもう一台パソコンが必要になり、デジタル化にもお金がかかる、と思う今日この頃だった。

 

 

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