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#1 留学行くんです。ラトビアに。

2021年8月19日

 日本のワクチンパスポートがラトビア政府に承認されていないので、モデルナ製ワクチンを接種済み且つ出発前の2週間人との接触を避け、空港でPCR検査を受けて陰性証明書を発行してから渡航するというのに、向こうで10日間の隔離生活を送らなければならないそうです。バルト三国に限って言えばエストニアもリトアニアもワクチンパスポートを承認しているというのに、何故なんだラトビア。でもそれで向こうの人が安心して接してくれるのであればしょうがないし、日本政府も来日されるオリンピック選手に対して同様の措置をしていたことを考えれば、全然変じゃないし酷くもないですよね。10日間、旅館に缶詰にされた作家になったつもりで脚本でも書いていようかと思います。

 どうもこんにちは、Ponzuです。私は某私立大学の2年生で、今月から来年の6,7月までの1年間、北東ヨーロッパはバルト三国の真ん中の国「ラトビア」に留学をします。コロナ禍にもかかわらず自分がこうして留学ができるようになったことはとても嬉しく思いつつも、たくさんの人が国を跨ぐ移動を制限されている今の状況を考えると申し訳ない気持ちも大きいです。家族に会えなくてつい誰かを恨みたい気持ちになる人や、自分の能力を試したかったのにそのチャンスが無くなって呆然としている人。今の環境が辛くていっそどこか遠いところに飛んでいってしまいたいのに、それも叶わない人。そんな人たちを差し置いて自分が留学するのって、間違ってないかな。もう去年の12月に決まったことだから引き下がることはできないし、もちろん私が強く望んだ留学ではあったけれど、学問のためなら許されてもいい、のかな。私がずっと周囲の人に留学を黙っていたのは、こうした考えが頭をもたげていたからです。

 でも、今年の5月頃に一度は中止になりかけた今年度の海外留学を、日本中の海外留学予定者たちが声をあげて大学に訴えかけ、大学もきっと沢山悩んで(大学の留学関係者の方々、動いてくださって本当にありがとうございます)、結果こうして留学が許され、連日知り合いの留学生たちが「Finally~!」と日本を出ていく姿をインスタのストーリーなどで見ると、「きっと今この時期に留学をした意義というのは、5年後10年後にはっきりと形になって浮かび上がってくるはずだ」と思わされるのです。

 実際、コロナ対策で国内情勢が大変になっている国々からも(大変じゃない国などありませんが)、なんとか留学生を出しては許可を与え、世界各国に留学させているようです。先日、私の留学先大学の担当者が留学生宛に一斉送信したメールの宛先に、いくらスクロールしてもまだ続くというくらいたくさんのメールアドレスが並んでいていて、この中に日本人は私含め多くても6,7人くらいか、と考えるとやはり、どの国も変わらず留学生を送り出しているのだなぁということを実感しました。いや、こんなに個人情報オープンでいいのかな、とは思いましたが送信されたものは仕方ない…まあ同じ留学生同士だもんね…

 なので、この時期に留学に行き、さらにそこでの暮らしをこうして日記に残すことは、結構意味のあることなんじゃないかなと私は思っています。向こうもこっちも全然規制真っ最中だし、トランジットさえもごちゃごちゃと問題だらけで何度「もう行ってやんねえ」と思ったことか(すいません)という感じですが、なんとか全ての問題を解決し、交渉し、どうしようもないことは納得し、とりあえず今月中に日本を出てラトビアに入国するところまでは持ってこれました。ふぅ。これからは、ラトビアでの留学生活をできる限り軽快な調子でBloggerに綴って行けたらと思います(追記:Bloggerよくわからないのでnoteにしました。英語ではBloggerも続けようかな)。YouTubeでVlogにする案もあったのですが、自分は文を書くのが好きなので日記という形に収まりました。こうしたブログは本当に初心者です。そういえば日本人ってどれくらいBlogger使ってるのかな。別のページで英語でも日記を、主にラトビアや日本人ではない人向けに書いていくつもりなのですが、興味がありましたらそちらの方もチェックしていただけるとまた嬉しいです。いつまで続くかな。

Ponzu

p.s.ラトビアもし興味があったら調べてみてね!!!

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