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講演記録:ご感想編『大切なことは「絵本」が教えてくれる』


講演記録:大切なことは絵本が教えてくれる|佐賀のり子 絵本探求家の自由研究 学校法人理事長 (note.com)

↑の記事で書いた講演についてのご感想を、札幌市厚別区PTA連合会様のHPに載せていただきました。

こんなにたくさんの方が聞いてくださってありがたかったです。


大切なことは絵本が教えてくれる – 厚別区PTA連合会 (atsubetsu-pta.net)
↑こちらから見ることができます。

とても嬉しいご感想をいただいたのでこちらでも記録を残します。


参加者からのご感想

嬉しかった部分を太字にしてみました。

ビクビクの絵本を読んで頂いた後、グループで話した事がとても大事だと思いました。 日頃何となく嫌だなって思ってても、言う機会を逃したり、言う事が苦手だったり、共感してもらえずバカにされたらやだなとか… 1人で抱え込んでると不安ばかり膨らんでしまう。 人それぞれ嫌な事やその度合いが違うけど、絵本の内容をきっかけに話す事で、自分だけじゃなく、誰にでも何処かの場面で思う事なんだと認識できれば気持ちが楽になり、お互い優しくなれると思う。 絵本は小さい子供のっていうイメージでしたが、こんなに大人の心に響くんだなあと驚きました。これを機に他の絵本も見てみようと思います。

大人になってから絵本を読んでもらえる機会がないので、とても貴重なお話を聞かせていただき感謝しています。絵本の内容も、興味深いものばかりで、今後の子育てや仕事などに活かしていき、子どもに寄り添っていきたいと強く思いました。

本の感想にはその人の持っている価値感や経験が表れる とのお話を聞いて、誰かが話してくれた感想はただ受け入れる事が大事だなと思いました。 あと、時間がたりなかったようで、画面にでた気になる言葉(石井桃子さんの言葉)がゆっくり見れなかったのが残念でした。レジュメを配っていただければもっと嬉しかったです。 初めて参加したのですが、一般のPTAも募集したのは初めてとの事で、いい機会になりました。また興味のある講演があれば参加したいなと思います。 時間が足りないと思えるくらい良い講演をありがとうございました。

お父さんも多かったです。

出版市場が20年で半減していること。その中でも絵本や児童書が伸びているのが興味深かったです。また時代を映す鏡として色々な絵本を紹介していただいことも良かったと思います。

幼少期、絵本が大好きで学生時代も絵本について卒論を書いていた私ですが、息子達には絵本を読む生活を浸透させることが出来ず、しばらく疎遠になっていました。そんな私が頭を叩かれたような時間でした。絵本からの学び、絵本が私達に伝えてくれること、年齢を重ねるほど最も多く読まなければならないものではないかと思いました。「ひみつのビクビク」という絵本を朗読してくださり、参加した皆さんで日常のビクビクする体験についてグループトークをしたのですが、講師と参加者が同じ目線になって日常のビクビクについて話し合うことができて、もっと話していたくなる時間でした。絵本の素晴らしさを教えてくれる講演会ならどこでもあるかと思いますが、絵本を通してディスカッションをして、交流を深めていく講演会は対面のコミュニケーションが減ってきているこの時代には必要不可欠なものだと思いました。

みんなで同じ本を読んで、感想を伝え合う事で自分とは違う考えや「こんな見方もあるのか!」と発見があって楽しかったです。

感想からの気づき

ほとんどの方が「絵本体験」の部分の感想を書いていただいています。
読み聞かせをして、感じたことやご自身の「ビクビク体験」をシェアしあった部分です。
いつもそうなんですが、やはり一方的に「聞かされる」ことより、体験する、インタラクティブな交流が喜ばれますね。

けれど、正直この部分は私じゃなくても誰でもできます。
自分が「これはひとつの「問い」になる絵本だ!」と思ったら、それを読みきかせして、グランドルールにしたがって対話をしたら良いだけのことなのです。
グランドルールは、安心安全な場でリラックスしてもらうためのごく簡単で大丈夫。

・否定しない
・他の人が話しているときはくちをはさまない
・聞き合いをたいせつに
・話したくない人はパスもオッケー

これくらいの簡単なもので大丈夫。面白い絵本を見つけたらぜひお友だちや職場の仲間とこんな対話をしてみてください。よく知っている人の意外な一面が見えたり、初めての方にとても共感を感じたり。
楽しいコミュニケーションになります。

絵本を使った場づくりについては、絵本セラピスト協会で学ぶこともおすすめです。私も絵本セラピスト®でもあります。
代表岡田達信さんの著書をご覧いただくと理解しやすく、対話が生まれる絵本についてもたくさん掲載されています。なので絵本のことを詳しく知らなくてもこの本を見たら「絵本セラピー」ができちゃうのです。
貴重な実践や手法をオープンにされている著書です。ぜひご覧になってみてください。

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『絵本はこころの処方箋』瑞雲舎(2011年)
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『絵本はこころの架け橋』瑞雲舎(2016年)

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『新・絵本はこころの処方箋』瑞雲舎(2021年)

全て著者は岡田達信さんです。最新版の『新・絵本はこころの処方箋』をおすすめいたします。

終わりに


たくさんの素敵な感想をありがとうございました。
このような講座やワークショップ、体験などにご興味ある方はぜひお声掛けください。
大人向け、子育て中の方むけ、子どもむけなど、ご要望に応じて対応できます。(場合によっては私ではなく北邦学園の保育教諭が対応します)


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