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ラジオ出演「ゆめのたね〜ききみみアロマ旅〜」絵本紹介

2024年8月1日22時から、旅する朗読家であり、絵本を学ぶ同志でもある、髙 貴渼さん(たかたかさん)のラジオ番組にお招きいただきました。

ゆめのたね放送局 オレンジチャンネル
〜ききみみアロマ旅〜 (yumenotane.jp)

たかたかみwebサイト
たかたかさんの活動についてはこちらのサイトをご覧ください。素晴らしいお声に磨きをかけて、絵本、読書、朗読などのキーワードでたくさんの活動をされています。
とても知的で深い洞察力をお持ちでいて、謙虚でいつも細やかな心遣いに溢れている素敵な方です。

ステキな笑顔のたかたかさん(俊カフェにて 井上緑さん撮影)


番組では今私がとても気に入っている絵本を読み聞かせしました。
(絵本の読み聞かせは全て出版社の許諾を得て行っています。)

『おちびさんじゃないよ』
作:マヤ・マイヤーズ
絵:へウォン・ユン
訳:まえざわあきえ
出版社:イマジネイション・プラス

こちらは、第70回青少年読書感想文全国コンクール 小学校低学年の部に選定された絵本です。

主人公は身体の小さな小学生の女の子テンちゃん。
みんなにまるで幼児のような扱いをうけるけど、とても賢い女の子です。
そんな時、テンちゃんよりも小さいかも・・・と思う男の子、マル君が転校してきます。マル君がとっても気になるテンちゃん。

そんなある日、食堂でマル君が上級生のいじめっ子に意地悪をされている場面に遭遇。なんとかしてあげたいと思いながらも意地悪な上級生にドキドキしているテンちゃん。
テンちゃんはマル君を助けることができるのかしら…というお話です。

誰もが子ども時代に一度は遭遇したようなシチュエーションではないでしょうか。

私も実は同じような思い出があるのです。
小学生の時、とある男の子が、いつもやんちゃで口の悪い男子にからかわれて、背中を黒板けしで叩かれていました。
背中はチョークの粉だらけ…。
からかわれている男の子は普通学級にいましたが、ちょっと支援が必要なタイプの子でした(小学生なりにそれを私も理解していた)

ひどい!と思ったのですが、ここで彼をかばったら私も意地悪されるかもしれない…と足がすくんだのを覚えています。
それでも当時「おとこおんな」と呼ばれていた(笑)気の強い私は心臓をバクバクさせながらも「やめなよ!」と間に入って止めたのです。

当然「わ~お前こいつが好きなのか~できてる~!!」なんてからかわれました。
その後どうなったのか正直あまり覚えていません。もしかしたらしつこくからかわれて私も泣いたかもしれません。あまり覚えていないのです。

でも40年以上たった今でもその時の気持ちや、からかわれていた男の子が着ていた緑色のジャージ。そしてそれについた黒板けしの跡などは目にやきついているのです。それくらい強烈な出来事だったのです。

そんな記憶があるからでしょうか。この絵本の女の子テンの気持ちがとてもわかる気がするし、読んでいるとなんだか涙がにじんでくるのです。
そして勇気を出した彼女へ、そして別にお礼も言われたわけでもなかったと思うし、褒められたわけでもなかったと思う、子どもの頃の私へも拍手!そんな気持ちになるのです。

さてラジオに話は戻りまして、
いつのまにかすっかり長いおつきあいをいただいている貴渼さん。実は最初知り合ったのは朗読でも絵本でもなく、なんとパン教室でした。
その後、朗読はもちろん、絵本児童文学研究センターでも、絵本セラピストの学びでも一緒。オンライン絵本会でも活動し、絵本探求ゼミでも一緒。思い出もたくさんです。

後半は、私も貴渼さんも大好きな絵本『ちいさなハチドリのちいさないってき』を貴渼さんが読み聞かせしてくれました。

作:ウノサワケイスケ
企画:はしづめちよこ
出版社:イマジネイション・プラス

実は、今年4月に東京でこちらの作者のウノサワケイスケ先生にお会いできたのです!そのこともnoteに書きたいと思いながらもまだ書けていません。
記録しておきたいことがいろいろたまっている現状です。

貴渼さんの素晴らしい読み聞かせですっかり私も心が満たされて番組終了。
楽しいラジオ時間となりました。
ステキな機会をありがとうございました。










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