好きってことを、遠回りしてはなしてみる
ねぇ、わたしのどこが好きなの?
そう聞きたくなるのは、きっと、もっと好きって言葉を聞きたいからだ。
好きって、するんとでてきてしまう言葉だ。
わたし自身も、よく、好きって言ってしまう。
でも、ひとによって、好きの要素はちがうもの。わたしは、どこが好きなんだろう。そんなことを今ある好きで考えてみた。
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カフェという場所がすきだ。
おいしいお菓子と飲みものですごす時間もすきだからっていうのが、いちばんの大きな理由なのだけど。
もうひとつ、好きな時間がある。
店員さんにたのむために並んでいる、この時間でショーケースを眺められるじかんがすきた。
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飲みものはだいたいきめていく。この時間を楽しむためには、なるべく決めておいたほうがあわてない。
待っているあいだ、ショーケースのなかをついのぞく。お腹が満たされていても、ついつい、みてしまう。
クッキーにスコーン、しっとりとしたケーキ。こんがりと焼かれた表面とか、ざくざくしてそうな感じとか。カットされた、美味しそうな断面とか。ぎゅうぎゅうならんでいるのを眺める。
今日のおともにしなくても、次のときに狙いをさだめたり。季節限定の言葉にはよわいから、たのんじゃったりする。
この日も、ずっと気になってたレモンケーキが、手書きでかかれて並んでいた。
白く甘いシロップがかけられた、淡い黄色。
頼もうかな、頼まないかな。
もうひとつの選択肢がでてきてしまって、うーんとうなりながら、順番待ち。
楽しかったりもするし、もうちょっと待ちたかったりもする。
時間にしたら、ほんの少しなんだけど。この時間もカフェが好きのひとつ。
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こうして、意識して好きをみつけるのも、いいなって。一言で好きをもっとたくさんの言葉て話すのっていいね。
いつも読んでくださり、ありがとうございます♡