届きそうな距離で楽しみ、過ごそう日。
楽しそうな笑い声。そっと目を合わせてはにかむ姿。大きな箱を大事そうに抱えている人並み。
見上げるようにイルミネーションをみている人。待っている人がいるのか急ぎ足で駅にむかう人。
赤、緑、白に金色と銀色がまじりってキラキラ輝く。いつもの街が浮き足立っているみたい。
その中でいつも通りにしていると、寂しいって思うようになったのはいつからかな。
たぶん、そういう描写が多いだけかもなぁなんて感じたんだ。
🎁
大勢であつまって、ご飯を食べたり、お酒を飲んだりと賑やかな時。
ひととおり挨拶をして、お腹もふくれたら。飲みものと好きなものを盛ったお皿をもって、その賑やかな輪から、そっとはずれる。
遠くにいくわけではなくて、笑い声とか美味しそうな香りが届くくらいの距離。
すこし柱にもたれながら、その賑やかさを見ているのが好きだったりする。
ぼーっと眺めながら、何をするわけではないんだけど。その賑やかさをあっという間の時間にしたくなくて。目に、心に焼きつけておきたいのかもしれない。
楽しそうな音楽も、笑い声も。
色鮮やかな装飾も、美味しそうな料理も。
ひとつの風景のように。
たまに気づいた友人が駆けよってきてくれて。デザートそろそろくるよっと教えてくれる。
その前にメインをもう一通り食べないとだよねっなんて、いたずらっ子のように笑ったりするんだ。
🎁
この街並みもそうだ。
いつもと変わらないかもしれないけれど、この賑やかさをおすそ分けしてもらう。
いつもの道が混んでいるから、ゆっくりと歩くとイルミネーションを見ることができる。お店に並ぶご飯だって、ちょっと特別なんだもの。
店員さんは、赤い帽子をかぶっていて。パッケージにはもメリークリスマスの文字。ケーキがたくさん並んでいるのは、見ていても楽しいもの。
大勢であつまってときのように。あえて、遠ざけるでもなく、笑い声とか美味しそうな香りが届くくらいの距離で楽しむことができるのなら、イベントごともちょっといいよね。
いつも読んでくださり、ありがとうございます♡