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寂しがりやさんの連休おわり


年末年始みたい。そんな連休をすごした最終日。寂しさに胸をきゅっとさせていたからか、ふかいふかい眠りについていた。

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こんなにお休みがあっても、なんにもやることないかな。そんな風に思っていたのに、お部屋のお掃除や久しぶりの友人との再会、ミュージカルに足を運んでいたらあっという間だった。

最終日になると、この自由にすごせる生活になれてしまっていたのかな?寂しさがくりかえし、くりかえしおしよせていた。

どうしたのかな?いつもは、こんな事ないのにな。

寂しさがおしよせてくることに戸惑いながらも、わたしは手を動かしていた。今日のために。

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連休のはじまる前。“お休みエンドロール”というサイトにアクセスしてみた。

今回は、連休前だから。特別版というわけでちょっと早めに更新されているみたいと、会社の休憩室で話していたのを聞いた。

なんだろうとと、気になってアクセスしてみた。お休みエンドロールっていう響きが好きだったんだろうな。

お休みのおわってしまう夜の過ごし方を提案してくれるサイト。という説明がぴったりらしい。

スマートフォンのなかのちいさな世界は夜だった。暗闇のなかに流れ星がながれて、ぷくぷくとオーナメントがあらわれている。
そのひとつをポンと押せばメッセージがでてくるそうだ。

どれにしようかなやんでいると、なかなか決まらなくて、めをつむって押してみた。

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いま何時だろう?いつのまにか寝てしまっていたらしい。外はとっぷりと夜になっていた。

本読んだり、この近くを散策しようと思っていたのに。そうとうはしゃいでいたのかなっと苦笑い。

パリっとしたシーツとベッドには、家とはちがうよさがあるみたい。そう、連休最終日はホテルステイすることにしたのだ。

ほんとうは、寂しがりやのあなたへ。最終日には、自分でくつろげる時間を。

寂しがりやという言葉に首をかしげつつ、前々から気になっていたホテルをのぞいてみた。くつろげるイコール素敵なホテルのイメージだったからね。そしたら、前々から気になっていたホテルに空きがあってこの機会に泊まることにしたのだ。

この選択をした自分を褒めたいと思ったのは、連休がおわりに近づくにつれてだった。
日に日にましていく寂しさがあるものの、今夜だけの楽しみのおかげで浸らずにいられている。

ホテルにいくまでにお買い物していて歩いたからか、疲れていたのかな?
ついたとたん、ご飯を食べてたら眠くなってしまいそのまま夢の中。
お昼寝したのも、久しぶり。眠ってスッキリした頭は、寂しさの答えを用意してくれていたみたい。

だいすいな人にたくさんあって、優しさにふれて。もっと優しさをもとめてしまっていた。次に会えるのは、いつだろうと不安だったんだ。

でも。そんなに不安にならなくてもいいのかな。会いたいときになったら、また会えるよね。だって、みんな優しいんだもの。

明日とかにまた遊ぼうっていってみようかななんて、くすっと笑えたらなんたか寂しさがちいさくなった。

大丈夫。未来を心配するよりも、もっと未来をたのしめるようにいまできることを。

いつも夜更かししてるの、やめてみようかな。

友人たちにあうたびに言われてた。ちょっと痩せてしまってないと心配の声。そうだな。きっと夜遅いからだ。今日だって、身体に素直になれば睡眠を欲していたのだもの。

つぶやいてから、それはやろうに変わる。うん、きっと今から。ちょっと早めにベッドにもぐろう。このふかふかのベッドならもっとたくさん眠れそうだから。

また連休のまえには、お休みエンドロールに頼ろうかな。そう思うのは、次の朝目がさめたときだった。


いつも読んでくださり、ありがとうございます♡