まっすぐで真剣な日々は、はずかしくも愛おしい。

自分のことをかわいいなぁって思うことがある。自分のことを抱きしめて、わしゃわしゃしたくなる愛おしさ。

こそばゆい時とか、青春してたなぁって時とか、ちょっと昔の自分によく感じてしまうこの感情。
んーーって、ほっぺたに手をあてられて、ちょっと嫌がられながらも、可愛いなぁーもーって言いたくなっちゃうんだ。

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使いかけのリングノート。別のことに使おうっと思って、今まで書いていたところをぺりぺりとはずすことにした。

リングの形を保ちたくて、1枚1枚ゆっくりとはずしていく。1枚1枚をぱらりぱらりと見かえしていた。

読みながら、恥ずかしくなってしまった。
よくもまぁ、あの時の実力というか自分で大きなこと言ってたなぁとか。なんだか納得いってないなんて、生意気にも思ってたこととか。

あーあーっとくねくねしたくなってたんだけど。書いていたノートから、すごく一生懸命なことが伝わってきて、なんだかすごく愛おしくなった。

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リングノートを使っていたのは、ちょうど1年くらい前の自分。

真剣に向きあいたいことがあって、日々ノートに向き合ってた。このときのわたしは、ほんとに怖いもの知らずというか。夢はでっかく！！って思っていたみたい。

進んでいくぞって気合いがすごくあって。それはどこか不安定な自分を必死におさえるようでもあって。

“いのちを大事に ” くらいのちょっと息抜きをしながら進むほうが好きなのに、“ ガンガンいこうぜ ”って選択をしてたり。

胸のうちをさらけ出さないと、伝わらないって分かっているのに。至らなさとかが、何もない自分がバレてしまうことが怖かったり。行動していないと不安にもなって。

手さぐりしながら過ごしていた事が、手に取るようにわかる。

そんなに格好つけなくても平気だよって声をかけたくなってしまうくらいに。

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恥ずかしいなぁなんて思うことを、1年前のあの時は本気に思ってた。ほんとね、顔から火がでちゃう。もうお蔵入りってして、数年後に開けるくらいがちょうどいいもの。笑

けれども、真剣にまっすぐな心で向き合ってくれていたからこそ、今のわたしが恥ずかしくいられる。

ちょっと昔の自分のことを抱きしめて、わしゃわしゃしたくなる。ほっぺたに手をあてられて、ちょっと恥ずかしくなってる自分もだ。

来年くらいのわたしから見たら、今のわたしも。ちょっと恥ずかしくて、わしゃわしゃしたくなってしまう自分であるように。

迷ってもいいし、悩んでいてもいい。
生意気だったりしてもいいから。
まっすぐで真剣な1年をまた過ごして、恥ずかしくも愛おしくなりながら振り返りたい。