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信じることから、つくりあげていく素敵さ。



きっかけなんて些細なことだったな。


いつも仕事をサポートしてくれる先輩に書類を渡しにいったときのこと。
つややかにした指先をステキねっといってもらえた。


うれしくて照れてしまって、彼のことまで話しちゃうくらいだった。




「先輩の手って、とってもキレイですよね。」


給湯室でコーヒーを入れている手元をみる。いっしょにいれちゃうねっと2人分のコーヒーを用意してもらっている間、動いている手元をみてそう感じた。


「なんていうか、きめ細やかな肌ってわかります。わたし、すぐに乾燥しちゃうから、ハンドクリームが欠かせないんです。」


先輩はうーんと考えながら、あっと声をだした。


「ハンカチのおかげかも。」

「ハンカチ…ですか?」

そうなの。いまって、風で乾かす機械があったり。会社なら、ペーパータオルがあったりじゃない?


給湯室にあるペーパータオルに目をやる。


「もちろん、使うこともあるのだけど。ちょっと荒れちゃってるなってときほどハンカチやハンドタオルをつかっているの。」


そしたらね、なんだかとってもはやく手荒れがなおるのよねっと笑ってた。



ハンカチなんて、小学生ぶりかもしれない。うすくてヒラヒラしたハンカチはもっていても、吸水できるようなハンカチはもってなかった。ほら、だってね、機械あるし。


でも、せっかく教えてもらったのならっと、週末のお買い物のさいごに雑貨屋さんにやってきた。


いつものヒラヒラした可愛らしいものもあれば、しっかり水分をすいとってくれそうなものもちゃんとあった。きっと、先輩はこういうものを使っているのだろう。


売り場でなやんで、やっとこ何種類かしぼれた。


お手頃価格で、うすい生地のもの。
ちょっと予算からはみでるけど、ふわっふわっのもの。
どうしよう。いや、そんなに予算から外れないのだけど、こういうちいさな選択によく迷ってしまう。


一旦うりばをはなれて、カフェへ。
そういえば、今週末はまだだったなっとあのサイトのブックマークをおした。


お休みエンドロール。休日にぴったりのメッセージをおしえてくれるサイト。まだ数回しかアクセスしてないけど、こういうときにはぴったりかも。


なれない手つきでオーナメントをえらぶ。
さて、なんてくるかなって期待なんてしてなかったのに。出てきたメッセージをみて、驚いてしまった。



「よし。」


家に帰って、慌ただしく洗濯をした。インテリアになっていた、かわいらしいピンチハンガーは、ハンカチをほすのにぴったりだった。


ふわっふわっのタオルハンカチ。これで明日にはもっていけるはず。

ステキって、あなたが思ったことを信じてみて。
そのステキさは、どんどんあなたになっていくから。


お休みエンドロールのメッセージは、いまのわたしに、ぴったりだ。そう、もっと魅力的になりたいんだ、わたし。

次の朝、あわてていれたタオルハンカチ。電車のなかでそっとあることを確認してみると、パステルカラーのブルーのハンカチだった。


ブルーマンデーじゃなくて、ほんとにスカイブルーマンデーだ。
バックのなかからみえるパステルカラーにココロがおどった。


いつも読んでくださり、ありがとうございます♡