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モノ消費とコト消費

よく新しい商品を作って販売したい、という声を耳にします。noteにもリンク機能もあり、心強いですよね。

趣味を活かしたハンドメイドアイテムなら、材料コストも安く負担にならない、そんな発想が起点ですが、モノとしての価値はどうでしょうか?

作って、売りたい、という衝動からスタートしますが、その価値を客観的に捉えている人が少ないように思います。

消費者の側から観察すると、モノ消費は「使うことがゴール」ではなく「買うことを目的」にした行動で、お金を使うことでストレスを発散します。

また、流行っているから、みんなそうしているから、という同じ行動を取りたいという心理でもあります。

しかし、モノ(資産も同じ)は買った瞬間からその価値は目減りするため、ストレス発散した後の心地よさは長続きしません。

逆にコト消費は、社会的で起きている事象にフォーカスして、あるべき姿を追い求めるある種、自身をクリエイトするための行動になります。

こちらのコト消費は画一的な思考はあまり見られず、とにかくモノの縛りから脱却すべく様々な新しいサービスや活動を生み出します。

モノ消費のようにテーマを集約した形は賞味期限は短く、時間とともに価値は下がり、コト消費のようにテーマを決めず縛りのない形は、秒速で変化する事象に対応し続け、賞味期限もなくいつまでも存在し続ける行動様式になります。

せっかくモノを作り出せる力があるのに、そのスキルを集約しようとする母集団の一部になるのは危険です。単に利用してみるというノリならOK!

モノを作り出す営みは人間の本能に近いものですから、ある種コミュニティの形成に役立ちます。
しかし、一旦大きな母集団の一部にされてしまうと、その存在価値は目減りし、単に人々の目に映る風景にしかならなくなります。

成功させる秘訣は、個の力をほど良いパフォーマンスで発揮し、自由度を高く保ち進める事。

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