僕らは現実を観ている

本の発売日なのは分かっている。
欲しい本があるし、ストレス発散の手段として本屋を眺めに行きたいのもある。店頭で目に付いた本を手に取って、「結構良いかな?」と思ったなら、あわせて買ってみたい。

──けれども、19時30分までと言われると仕事終わって向かうにはちょっと時間が足りない。あと30分あればもう少し違うのに。

そんな風に過ごしていて、おそらく、分水嶺に立っている気がしている。

答えは薄々掴んでいる気がしている。
思っていることは正しい。
人生の道筋として、正解と呼べるかは微妙。
いつか現実から醒める、その直前に振り返って、「悪くなかった」と納得できることが正解とするならば──

正否を決めるのは、タイミングと運が絡んでしまうから。

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