映画「フィシスの波文」感想
元町映画館で鑑賞してきた。
古代から現代まで世界各国の「⽂様」をテーマにしたドキュメンタリー映画。
例えば、NHKの「美の壺」や日本文化のドキュメンタリー好きな人などは楽しんで観れると思う。
平たく言えば版画による唐紙(襖紙)の制作がメインのドキュメンタリーという感じ。
何百年も使い続けられている伝統柄の版木に色を乗せて手摺りで丁寧に仕上げられる工程や、楮(コウゾ)という植物から和紙を作る工程など、見ていてすごく興味深かった。
古来から脈々と続いている「作り方」には例えば「何g」「何ml」などのマニュアルなどはなく、その時々の和紙の状態、季節、気温、などを肌で感じて受け継がれている。
歴史学者による葵祭の解説も興味深く、山車につかわれているタペストリーの歴史。日本だけではなくケルト、シルクロードに繫がる国々の文化がてんこ盛りであるのもびっくりした。
途中、アイヌの歴史にも触れられていた。
ざっくりした感想で申し訳ないがYouTubeの紹介動画で雰囲気を感じ取っていただければと思う。
なんせ、ドキュメンタリー好きにはとても良い映画になっていた。
途中、心地よくて睡魔が襲い、若干記憶が飛んでいたような気もするが。
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