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楽しさと強さを併せ持つ影の努力家ー山野力という人

こんばんは、ライター修行中のAikaです。
昨日は縁の下の力持ちである主務についてお話しさせていただきました。

↓昨日のブログ↓

そういえばおかげさまでだいぶ喉の調子は回復してきました。
明日からは運動も様子見ながら復帰します。
動けていなかったのでドキドキではありますが…。

本日は久しぶりの選手の人物像にスポットを当てるシリーズです。

前回の箱根駅伝で見事3冠のキャプテンとなった、駒澤大学の元主将(現:九電工)山野力選手です。

箱根駅伝は2年〜4年時の3度出走しており、全て9区を走っていずれも安定して好成績を収めています。

第97回大会9区:6位 1時間10分4秒
第98回大会9区:4位 1時間8分47秒
第99回大会9区:3位 1時間8分26秒

また、ハーフマラソンでは2022年に丸亀ハーフの延期により特例出場した全日本実業団ハーフにて、日本人学生新記録となる1時間00分40秒をマークし4位に入るという素晴らしい成績を残しています。

こちらは結構凛々しいお顔ですが、普段はニコニコしていて楽しいキャラクターというイメージが強いです。

ニコニコ笑顔が弾けているのが見ていて微笑ましいです。
後輩とも同期とも、楽しそうに絡んでいる姿をよく見ます。

そんな確かな実力と明るいキャラクターを兼ね備えた山野選手ですが、一般入試のたたき上げと呼ばれる努力でのし上がった人でもあります。

多くの有力選手が高校の実績からスポーツ推薦、いわゆるスカウトにて大学陸上部に入る中、山野選手はAO入試という一般組ルートで入っています。

好成績を出したのが高3の冬だったとのことなので、スカウトの段階では実績がまだ弱かったのかもしれません。
そんな中、箱根に出たいという思いを抱いて古豪の駒澤大学を選ぶのは、なかなか思い切った決断です。

強豪校ほどスカウトで有力選手が集まるため、選手層は厚く競争率も高くなり、箱根を走れる基準のハードルも高くなる傾向にあるからです。
それでもコツコツ走り込み、2年生から卒業まで毎年箱根を走って好走しているのですから凄いことです。

4年生ではそれまで主将を務めていたエースの田澤廉選手に代わり、副将だった山野選手が主将を任されることになりました。
実績十分となっていた山野選手でしたが、そのチーム作りは彼らしい独特なものでした。

「やっぱり下級生が上級生に話しかけるのって難しいんですよ。でも、そういうのができる空気を作っていかないとチームが本当の意味で一つになることは難しい。だから、上級生から積極的に話しかけるようにして、それを田澤にもお願いしてやってもらうようにしました」

https://number.bunshun.jp/articles/-/856079?page=2

とにかく話しやすい雰囲気づくりを心がけ、それを自分だけでやるのではなく周りを巻き込んでいった山野選手。
勝手な偏見ではありますが、確かに田澤選手は他校のエースと称え合う場面は多いですが、あまり自分から後輩に話しかけていくイメージは無かったかもしれません(笑)

山野選手の明るく楽しい雰囲気と細やかなコミュニケーションは、チーム全体の和を大切にして、お互いがお互いのために勝ちにいきたいという助け合いの雰囲気を作ることができたといいます。

また、努力家で責任感もあるしっかり者だけれども、少し緊張しいな円副将を信頼し、さりげなく支えているところも印象的でした。

楽しく思い切り盛り上げる明るさと、安定した確かな走りで結果を出す強さを併せ持っていた山野主将。

大八木監督は例年、皆を走りで引っ張っていくエースとコツコツ努力して登り詰めてきた選手をそれぞれ主将と副将にしている傾向があるように見えます。
これもまた長年培ってきた采配なのでしょう。
山野選手はどちらも半々に併せ持ち、楽しく面白いキャラクターでもあるという、なかなか個性的で他に類を見ないような主将だったと感じます。

今は九電工でマラソンを中心に活躍するべく練習されているようですが、同じチームの木付選手(元國學院主将)のインスタで楽しいおふざけのストーリーが上がっており、明るいキャラクターは健在のようです。
今後の活躍にも期待したいですね!

それでは今日はこの辺で。
明日も頑張ります!

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