確定申告、終わってなかったことに気付き、終わらせた

今は3/18月曜日、21:21です。ちょうど一週間前のこのあたりの時刻から2023年分の確定申告を終わらせようと、詰めの作業を開始しました。

青色申告ではありますが、複式簿記は常備せず、AppleのNumbersに現金・カードなどの細目を時系列でまとめただけの帳簿で、控除は10万円でやってきていました。過去、必要によっては税理士を頼る年度もあり、その時に作成された複数の帳簿の記載項目を参考にしてはいましたが、はっきり言って素人の「なんちゃって」経理でお茶を濁していたのです。

その反省から、今年はMoney Forwardというクラウド会計を使うことにしました。御三家のひとつ、弥生会計は自身の法人の方で使ったことがありますが、難しくて断念。Freee会計は少し高かったのでMoney Forwardに決めました。選んだプランは年額15360円のパーソナル、というもの。結果的に安く上がったと思っています。

それにしても経理は難しくて、用語や定義が不確かでは進みません。いちいち調べながら処理します。手順は、まず「データ連係」を使用し、全ての銀行口座とクレジットカードなどのお金の動きを吸い上げた後、そのリストから仕分けをひとつひとつ確定させていく、という流れなのですが、無知なるが故に障害はいくつも発生。やり遂げるのに1週間くらいはかかりました。例えば、Numbersで現金出納簿を付けていれば、それが読み込めるはずが不可能であったりと、これはテンプレートに沿って全ての入力を手作業でやり直すことで実施しましたが、手間と時間は想定外に費やしました。

とにかく先週、最後の最後まで絶対にやり遂げる覚悟でなんとかMoney Forwardからは申告書を出力させるところまでできました。日付はとうに変わって火曜日3/12の午前4時頃です。で、いざ申告となるとe-Taxを利用するのは変わらず、ということで新たな格闘が始まりました。

過去、電子申告は何度もやってきましたが、web上で「作成」しておりました。今回はMoney Forwardから出力したデータを送信するやり方になるのですが、それがまるでうまく行かないのです。

まずMacの場合、OS14でSafari17ということで要件は満たしているはずですが、14.3.1と17.3.1というバージョンのせいなのか、互換性判定でブラウザに三角マークが現れて非対応を告げられます。またSafariの設定状況に関して「ブラウザの設定を見直し、機能拡張が利用可能な状態にしてください。」「機能拡張が利用できないため、確認がとれませんでした。」といった判定に対して、何をどうやっても揺るぎなく拒否られる次第。

強引にログインを試みてマイナンバーカードをスマートフォンで読み取る方式を選びます。ブラウザに表示されるQRコードをスマホ側のマイナポータルアプリで読み取ります。指示に従い、スマホをマイナンバーカードに載せて読み取らせると通信が行われてログインします。3つのメニューがあり申告する場合はしかるべきボタンを押し進んでいくのですが、ファイルを選んで送信手続きを行ったつもりが反映がされません。

色々やって、先に書いた「機能拡張」と、その際に行わなければならない「電子証明」に不備があるはずと、相当頑張ってできたと思ったのが、朝の5時過ぎでした。その時点で、一度申告データを送っているので、「電子証明の登録」というタイトルで「受付完了」の報が入っていたので終わったと思ったのです。

ところが落ち着かない気持ちがずっと続いていて、本当に申告できたのだろうか不安でした。送ったデータをダウンロードできるのですが、開けられないデータでした。それって今思えば電子証明書なのだと思います。申告そのものはできていない。

ということで今日、またまた申告手順を1から行って、結果メッセージボックスに「所得税及び復興特別所得税申告」というタイトルで、無事受付完了の報が来ました。良かった。というか、良くないけど。

3/15の期限を守れなかった。けれど還付だから罰則は受けないはず。本当にe-Taxが使いにくくて難儀しました。実は別体のカードリーダーもソニーの奴をわざわざ買ったんですよね。でも全然それでは通れない。結局iPhoneでやってます。しかしブラウザをいったん閉じれば、またマイナンバーカードを手許に置いて、同様の作法でもってログインする必要があります。手間

情報漏洩への防御なのだろうけど、もう少しわかりやすくしてもらえないかと思います。自分でやる人が増えると税理士が困るから保護しているのか?と疑問すら湧きます。せめてチュートリアルの日本語を理解できるものに直してほしい。今年は苦労しました。来年は楽するぞ、と。

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