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良いチームが良い仕事をして、さらに良い仲間になっていく。その循環を創りたい ソシオネット株式会社 ITコンサルティング部 ディレクター鈴木大資さんインタビュー

ソシオネット株式会社の社内外の垣根を超えたオープンソーシャルコミュニティ活動、SNC。「SNCインタビュー」では、SNCメンバーひとりひとりのストーリーと未来を毎回ご紹介しています。

第4回目のインタビューの主人公は、ITコンサルティング部ディレクターの鈴木大資(すずき だいすけ)さん。
いつもSNCの場でユニークなキャラクターを発揮してムードメーカーとなって下さっている鈴木さんの人生のストーリーと、未来のビジョンをお話いただきました。

ITコンサルティング部 ディレクターの鈴木大資さん。
いつも朗らかな笑顔で場の空気をやわらかくして下さっています。

人生の価値観を大きく変えた、仲間とのエピソード

「僕はソシオネットに入るまでに4回ほど転職を経験しています。前職までの会社では上司に叱責されながら追い詰められるように仕事をしたことや、周りを蹴落とすようなカルチャーの中にいて辛い思いをしたことがあります。その経験から、僕はマネージャーとしてあれやれ、これやれと、一方通行のマネジメントはしたくないという強い思いがあります。メンバーには自分で考えたことを好きなようにやり、困った時に頼ってもらえる存在でありたいと思っています。」
今はソシオネットの中で仲間と共に仕事をしていることが本当に楽しいと語る鈴木さんに、ソシオネットに入る前のストーリーからお話いただきました。

「僕は、大学卒業後に就職した初日から気が重くて仕方なかったんです。この先こんな我慢を40年も続けると考えると気が遠くなるような思いを抱いたのを覚えていますね。「我慢の対価を得るものが仕事なんだ、本当はやりたくないけど仕方ないんだな...。」そう感じて仕事を続けていました。
そのような重苦しい気持ちで僕の社会人生活はスタートしましたが、職場のプロジェクトで仲間とチームを組んで仕事することに次第に楽しさを感じるようになっていったんです。

チームで熱量を持つプロジェクトに取り組むのはとても楽しかったのですが、ひとりひとり仲間が異動や辞職をしてしまっていき、僕も別のプロジェクトへの異動が決まってしまったんです。異動先のポジションはチームではなく、大きなプロジェクトの一部を僕ひとりで担当をするとても負荷が大きいポジションで、月の残業が150時間という日々を送っていました。そのような生活を繰り返し、尿検査で糖が出てしまったことがありましたね。」

ーそれはとても危険な状態でしたね・・・。お身体の不調をきっかけに1社目を退職されたのでしょうか?

「実はそうではないんです。糖に関してはその後ある程度残業を減らしたら改善されたのでぎりぎりな状態ではありましたが、仕事を相変わらず続けていたんです。
そんな中、仕事でとても嫌なことが起きてあまりにも辛くて、高校時代の友人に辛い胸の内をメールで送ったんですよ。
普段は僕からの連絡をあまり相手にしてくれない腐れ縁の仲間たちなんですけど、そのメールを見たあとに僕の職場の近くまで来てくれたんです。
おそらく「これはやばいな。」と仲間が何かを感じ取ってくれたんでしょうね。
そこで仲間たちと飲みながら僕がその時の気持ちをぶちぶちと語っていたら、仲間のひとりが「もう、その仕事辞めれば。」って言ってくれてはっと目が覚めたんですよね。

「なるほど、やめればいいんだ。そうだ、一度きりの人生でこんな苦しんでまでやることなんかねえじゃん。」って。
そこからは何も迷いがなくなって、次の日の夜には退職の意思を会社に伝えたんです。同じ職場の人からは、「保守的なおまえだけは絶対辞めないと思ってた。」「どんなに辛くても我慢して働く人だと思ってた。」って驚かれましたけどね。
このことが、社会人初日から感じていた、仕事=我慢の対価で報酬を得るものと感じていた自分が大きくマインドチェンジしたきっかけでした。
仲間と良いチームになって良い仕事をしていくことを大切に楽しく思っている僕にとっては、それがない場所にいる必要がなかったんですよね。この経験も僕のマネジメントに活かされています。仲間が誰もいないなか、一人で背負い続けるのはとても辛いことですから。
その後も上司からぎゃんぎゃん言われる職場や、マウンティングをしてくるようなお局さんがいるような会社を経験しましたが、1社目の退職で得た気づきがあったからこそ自分に嘘をつかない決断をすることができ、仲間と共に楽しい会社にしていきたいという想いのあるソシオネットにたどりつくことができたんです。過去の辛かった経験にも感謝をしています。」

鈴木さんのこれからのビジョンとSNC

ー鈴木さんが今取り組まれていることと、これからのビジョンについてお聞かせください。

今はソシオネットの新規事業として立ち上がったGoogleのノーコードツール、AppSheetを使用したIT内製化支援サービスに注力をしています。

AppSheetは、費用対効果やITリソースの問題でシステム化できなかったような細かい領域の作業をエンジニアではない人でもアプリ化できることが大きな特徴です。少人数の団体や企業のDX推進からスタートアップ企業のイノベーション創出、さらに多様化する働き方への対応など、可能性は無限大にあると感じております。
まだまだ始まったばかりの事業ですが、私たちがこのサポートをすることで手付かずだった領域が進化を遂げ、社会を変革、まさにソシオネットのミッションであるChange the wayに基づいた社会貢献につながると信じています。

僕の人生を振り返ってみると、楽しさと人生を変えるような気づきは全て仲間がもたらしてくれたものでした。「仲間」こそ、僕が本当に大切にしたいものなんです。
だからこそ、良い仲間と良いチームになって、良い仕事をすることでさらに成長していく循環を創っていきたいと思っています。新規事業で何をするかということも大切ですが、良い仕事をすることを目的につながるのではなくて、まずは良い仲間になるという循環の種としてSNC活動を仲間と共に創っていきたいと思っております。

僕がソシオネットに来たのも、3社目で一緒に仕事をしていた熊坂さんからのお声がけがきっかけなんです。仲間がくれたきっかけが、その後の自分の人生をより楽しくする新しい気づきや出会いを産む。そのような場所にしていきたいですね。」


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