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#59エクソンは次の超大型銘柄になれるのか調べてみた

おはようございます。スタバのドリップコーヒーがおかわりできることを昨日知ったすなっちゃんです。

さて、今回お話しするテーマは、「エクソンが次の超巨大銘柄になれるのか」です。

今とこれからの市場による恩恵を受けるのは一体どんな銘柄なのか、このことについて詳しく見ていきます。

それではいきましょう。


あなたは、米国のテクノロジーセクターの偉大さを支える秘密の材料とは何かご存じだろうか?

たしかに、これらの企業が生み出す技術そのものは魔法のようなもので、私たちの生活を毎日、さまざまな面で向上させている。

しかし、純粋にその魔法だけで、市場がこれらの銘柄に50倍、場合によっては100倍もの価値を割り当てるのは公平だろうか?

ハイテク株は過去20年間で最も偉大な投資対象であったが、常にそうであったわけではない。ハイテクが他のセクターを上回らなかった時期もある。

ハイテク・セクターが天文学的な上昇を遂げた背景には、2008年以降のほぼゼロ金利体制に他ならないという考え方がある。実際これに反論するのは難しい。現在の大手ハイテク企業は、かつてはかなり小規模だった。例えば、アップル、マイクロソフト、メタ、グーグルなど、その黎明期は中堅企業だった。2008年末のアップルの評価額は750億ドルだった。現在の約2,700億円とは雲泥の差だ。

ゼロ金利がこれらの企業を今日のような巨大企業に成長させたのは確かで、私は、これらの企業が技術的にこれほどの成果を上げることができたのは、ゼロ金利という魔法のおかげだと主張したい。

なぜか?

テック企業を立ち上げるとき、それらの企業には大抵ほとんど資産がない。立ち上げる動機は単なるアイデアであり、多くの場合、先見の明のある創業者とともに生まれる。創業間もない会社は、従業員もほとんどおらず、資産もほとんどなく、問題を解決するということ以外具体的な価値もない。さらに多くの場合、それは既存の、そして効果のない業界におけるちょっとしたノイズにしかならないのである。
このような企業が生き残るためには、2つの主要な資金調達手段がある。っそれは、個人投資家に優先株を発行し、民間資金を調達する方法あるいは、借金をすることである。

場合によってはたくさんの資金を借りることもある。

金利が0に近いと借り入れはとても簡単だ。金利をほとんど払わなくていいなら、借り入れコストはほとんどかからない。住宅ローンを2.5%で借りている人と、今8%近い人に聞いてみるといいと思う。その差は、利息だけで月に数十万円にもなる。

つまり、ゼロ金利はこれらの企業にとって、より簡単な条件で借り入れをすることを容易にしたということである。その結果、これらのユニコーンが今日のような巨大企業に成長するのに多大な貢献をしたのだ。このことがこれらの市場にとって長期的に良いことなのか悪いことなのかは、また別の話であるし、ここでその話をしてしまうと長くなりすぎるので省略する。

つまり、低金利は成長企業にとって好都合であり、米国の大型銘柄のほとんどにとってもそうである。

2021年まで振り返って考えてみる。

エヌビディアのような銘柄は初の5兆ドル企業になる勢いだ。ほとんどの人が株式、債券、暗号に投資している。しかし、2021年半ばになると、インフレという厄介な小さな問題がどこからともなく現れる。数ヶ月のうちに、ガソリン価格が1ガロン2ドルから4ドルに跳ね上がるほどだ。アメリカ中西部のワンルームアパートの家賃は2倍になった。

このため、ほんの数ヶ月前まで何もしていなかったfedは、金利をほぼ0%から現在の5.5%まで強引に引き上げざるを得なくなった。これは、このような規模としては史上最速の変化率である。

そして、今だ。2023年の秋だ。私たちはインフレになんとか対抗した。しかし、ここ数カ月で再びインフレが頭をもたげてきた。今年の12月までには、インフレ率は3%を下回り、FED金利は2.5%に近づくという予測が多かった。しかし現在、インフレ率は6%に近づいている。

FEDのインフレ目標は2%だが、何ヵ月も前にインフレ率は下がらなくなり、コア・インフレ率は4%前後で推移している。

S&P500の年初来上昇率を見ると、そのほとんどが10社程度によるものである。残りの495社ほどは、この1年であまり上げていない。誤解しないでほしいが、この中にはメリットが完全にないわけではない。

エヌビディアの上昇には正当な理由がある。グーグルの好調、テスラが極端な売られ過ぎ水準から反発したことにももちろん理由がある。

しかし、これは本当に長く続くのだろうか?この7~10社だけしか選択肢はないのだろうか?それとも他にポテンシャルがある銘柄が存在するのだろうか?

その質問に答えるために、いくつかの仮定を立てなければならない。主な仮定は以下の通りである:

1.パンデミック後の経済は、長期的なトレンドから根本的に変化している。主に、パンデミックによって多くの労働者が解雇され、少なくとも特定の職種では労働者不足が常態化している。その結果、賃金は上昇し、同時に特定の産業では労働力の供給が縮小している。

2.機械学習技術は閾値を超え、そこからAI駆動システムの洗練度が指数関数的に向上する。これによって労働力の格差がさらに拡大し、世界各国の政府はユニバーサル・ベーシック・インカムという形で所得を支払わざるを得なくなる。

3.米国の政治情勢はしばらく一党独裁が続き、特定の政策が他の政策より有利になる可能性がある。

4.世界は複数の勢力圏に分断され、特に石油をはじめとする複数の産業でドル建て決済からの脱却が可能になる。

5.FEDはそのタカ派的なスタンスにもかかわらず、米国の民間部門も公的部門もかつてないほどの負債を抱えているため、金利上昇を長く維持することはできない。

これら5つの仮定が今後数年間すべて正しいと判明した場合、いくつかのテーマが他のテーマより恩恵を受ける可能性がある。

それが以下の通りである:

1.AIができるものと「AIができないものは乖離を続け、一部の者に偏ったプラスのリターンをもたらす一方、他の者は低迷する。

2.ドル安が始まれば、米国民のインフレ圧力が高まる。米国は消費国であり、消費するものの大半を輸入しているため、ドル高がインフレ圧力を鈍らせることを忘れてはならない。

3.地政学的な分断は、世界をより不安定にし、したがってエネルギー体制もより高価になる。成長が鈍化すれば、エネルギーコストは高止まりし、成長資産にとっては二重の打撃となる。

そこで次からは、こうしたトレンドから恩恵を受けると思われる銘柄をいくつか紹介しよう。

エネルギー銘柄

エネルギーは極めて循環的なセクターである。長い間、原油の下値は30ドルに近く、上限は60ドルに近かった。例えば、2008年のような大不況の後でも、原油は30ドル近辺で安泰だった。

私は個人的に、この状況が覆されたと考える強い根拠がある。原油の新しいレンジは、1バレル=60ドルから100ドルだと思う。

もしこれが真実で、当分の間、欧米では反化石燃料政策が高まると考えられるのであれば、化石燃料生産者ほどその恩恵を受けられる企業はないだろう。

例えば、バイデン政権の目標は、2030年までに全乗用車の50%をEVに移行させることだ。これは非常に高く難しい目標であり、1ガロン5ドルのガソリンはこの目標を早めるのに役立つが、1ガロン2ドル以下のガソリンはそれを妨ぐことになる。

だから、BP、XOM、OXYのいずれであろうと、今後数年間はその恩恵を受けることができると思う。

これが、XOMが90~100ドルあたりを底値とする可能性があると私が考える理由だ。超低運用コストのVDEのようなエネルギーに特化したETFを見ると、110-120付近など、そこそこのベースを持つ可能性がある。

VDE 日足

ただ一つ懸念があるとすれは、米国の深刻な景気後退やFEDによる積極的な利下げによって、この議論が無効になる可能性があるということだ。

米国の深刻な景気後退が原油に急激な売りをもたらす可能性があることには同意する。

しかし、私が今後数年間を想定した場合、60~65ドル台が再び原油の長期的な下支えとなり、原油に依存するすべての人々を支えることになるだろう。原油が長期的に60~70ドルになることは、成長に必要な資源を吸い上げてしまうため、世界的な成長にとって良いニュースではない。

原油が60ドルを超えたときに、景気後退はないがFEDが利下げを行ったとしよう。おそらく原油に対して影響はない。むしろ、原油市場にとっては朗報となるかもしれない。

エクソン・モービルが次の超大型株になる可能性があると言っても、3兆ドル企業になるという意味ではない。例えば、評価額が2倍の1兆ドルになり、一部の高騰している株が半減すれば、その目標に大きく近づく可能性がある。

もうひとつの側面は、EVの普及が世界の中央政府予算や消費者の懐にどのような影響を与えるかということだ。

個人的には、EVは空気をきれいにするための最良の解決策ではないと思う。結局のところ、これらのEVを生産し納車するためのエネルギーはクリーンではなく、ほとんどが石炭やガス燃焼からもたらされている。それが変わるまでは、このような戦いは不毛なものだ。

ハイブリッドエンジンのような代替案ははるかに理にかなっている。これらのハイブリッド車の多くは、40~50MPG相当の燃費を出すことができる。例えばEVの大量納車がもたらす他の下流への影響と比較してみると、、、

電力網の老朽化によるストレス

・リチウム採掘による環境汚染

・リチウムとグラファイトの外国依存

・保険料の上昇、タイヤの磨耗が早まることによる財政的・環境的コストの上昇

最後に、これらの自動車が既存の老朽化したインフラに与える負担も、である。


さて、このそれでは反対に、すべてのテクノロジーが悪いものなのかということについて考える。

結論から言うと、私はそうは思わない。ほとんどのハイテク株は、一般市場の市場の下落に伴って下落に直面すると思うが、これらの銘柄の中には、同業他社に比べて下落が浅いものもある。

どんな銘柄があるのか?

あまり多くはないが、その前に、長期的なコールのいくつかがうまくいく頻度を紹介しよう。

Modernaが(ほぼ)500ドルで取引されていたとき、私はさすがに高すぎると思い、60ドル付近まで落ちると弱気でいた。

当時は懐疑的な見方をされていたと思う(ツイートを探したが見つからなかった)。

しかし、この投稿の時点では、目標まであと13ドルというところだ。

これが私が考える長期コールの時間枠である。マクロの理論に基づくコールの多くは、そのコールの価値が大多数にとってすぐには明確でないため、非常に長い時間がかかることがある。今回のモデルナの場合だと2年かかっている。

これが、私が長期銘柄を見るときに、昔ながらのテクニカル分析に重きを置かず、マクロ的なテーマとテクニカル分析に基づく文脈を分析を用いている理由である。実際、昔ながらのテクニカル分析に頼っていたとしたら、1年で1000%以上株価が上昇した銘柄に、「60ドルまで戻るはず」なんて言わない。

私の長期銘柄を見るときの大部分は、非常に時間のかかるビッド/アスクのデータのレベル2分析に基づいています。テスラの決算日に私がコールした方がよさそうと考えたのは、チャートではなくアスクとビッドのデータに基づいている。

さて、ハイテクセクターについてに戻ろう。

頭打ちの原油価格と5%を超える利回りが混在する現在、株価収益率(PER)が50~60の世界では、私がハイテクセクターを好むのは難しい。

しかし、もし私がどうしても何かを選ばないといけない状況で、何かを選ぶとしたら、グーグルはいいと思う。

グ―グルは強力なコーディング(プログラミング)能力を多く持っている。おそらくメタよりも優れているだろう。グーグルには、テスラのような高額なCAPEXプロジェクトや、エヌビディアのような周期的な販売製品はない。

このような理由から、私はグーグルのディップは、大型テック企業の同業他社よりも浅くなる可能性があると考えている。私は、グーグルが将来の多くの問題をソフトウェアで解決すると見ている。

PLTR

パランティアは政府部門に深く入り込んでおり、そのためもっと上がる可能性があると思う。今は16ドル台だが、私は6ドル前後が安値だと思う。もし12ドル近辺まで下がれば、サポとして反応し始めるのではないかと予想している。高値を更新する前に、26~30ドル付近まで上昇する可能性があると思う。

他にもいくつかのアイデアがあるが、市場がに動揺が今多すぎるので、多少の動揺がなくなればまた紹介する。ご期待ください。

すなっちゃんが開いているディスコードサーバーでは、上記のように裏付けされた材料をもとに短期ー中期的に上昇しそうな銘柄を紹介しています。もしよかったら覗いてみてください!

スイング銘柄の投稿内容はこんな感じです↓↓

TLT

私は、TLTが重要水準である90を割り込むと、80ドルを試すと予想した。現在、TLTは80レベルに近づいており、長期的な底入れ過程にあると私は考えている。個人的には、FEDがタカ派的なスタンスを長期にわたって維持できるとは思えず、インフレ状況にかかわらず、折れざるを得ないと考えている。米国債の主なリスクは、FEDがタカ派姿勢を続けることではなく、連邦政府の借入能力にある。米ドルが世界の基軸通貨として受け入れられている間は問題ない。しかし、もしそれが変われば、まったく状況が変わるだろう。

TSLA

短期的には200付近がサポートとなり、225付近まで反発する可能性がある。現在は207付近で取引されている。

値動きほど早く専門家の意見が変わるものはない。ほんの2、3ヶ月前までは、市場は上昇トレンドにあり、新高値は目前で、マクロはどうでもよかった。今日、専門家はこの市場が上昇する理由はまったくないと言っている。

何が変わったのか?この1年余り、マクロの状況はまったく変わっていない。

S&P500の面では、悲観的な見方が多い中で、一人の投資家として明るい兆しとなる要因をいくつか挙げてみよう:

1.ドルが弱く見える。

2.利回りが天井に近い。

週明けの私の主なテーマは、中東情勢の激化が差し迫っており、米ドルの買い占めと原油の急騰につながるというものだった。

どちらもある程度は真実であったが、日曜日の朝それは後回しになった。

決算シーズンの本格化である。

焦点は大型企業の決算に移る。テスラは、私が数カ月前から言ってきたことを証明した。もしあなたが高級な車を売るビジネスをしていて、新車ローンの利回りが7-8%になっているなら、良い状況とはいえない。

しかし、それはグーグルに当てはまるだろうか?マイクロソフトにとってもそうだろうか?スーパーマイクロコンピューターにとっても?

少し考えてみよう。

私は今週の月曜日時点で、E-mini S&P500の重要水準は4200になると思っていた。そして今、大型銘柄の決算が大きく影響し4160まで下落している。

私が考えるシナリオ通り動くのであれば、4160-4200あたりで4300まで上昇するためのディップが買われる可能性がある。

上値は重いものの、中期的に4450ドルを目指すのであれば、4300ドルを目指す必要がある。中期的には、4170/4200を下回る日足が何度か出てくるまでは、個人的にはまだ弱気派の勝利と言う気にはなれない。この水準に達するまでは、S&P500指数は250-300ポイントのレンジにとどまるだろう。

つまり要約すると、 短期的には、週明けにVIXが24付近まで上昇し、ボラティリティが高まると見ている(現在は21)。E-mini Indexはこのあたりで買われ始める可能性がある。


まとめ

今回は、「エクソンが超大型銘柄になれるのか」について考えてみました。

結論をいうと、なれると思います。ただ上でも言ったように3兆ドル規模の時価総額になれるかと言ったらそうではなく、1兆ドル規模の銘柄、さらに他の急騰している(買われすぎている)銘柄が半減した時という条件付きになります。

これから何年でエクソンが超大型銘柄に仲間入りするのか、注目です。

今回は以上となります。ありがとうございました。

私は現在、サーバー参加者500人以上のディスコードコミュニティを運営しており、そこではリアルタイムで個別銘柄の動向についてチャットを使ってワイワイと喋っております。他にも投資に役立つサービスや機能、それから毎日の市場見通し、個別銘柄分析まで幅広く発信しております。

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