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#10 長期投資家にとって最高の相場ということを示す5つのチャート

おはようございます。セブンのバニ沢ゴリ助を食べて美味すぎて震えたすなっちゃんです。ぜひ食べてみて下さい。

さて、今日は「長期投資家にとって最高の相場だということを示す5つのチャート」というテーマでお話していきたいと思います。

それではいきましょう。



まず5つのチャートを紹介する前に、今の市場について少し説明したいと思います。

現在ナスダック100は2022年6月の高値と2022年3月安値より上で動いています。

さらに高リスクのアセット(仮想通貨など)が低リスクのアセットより良い動き方をしていることからも、投資家がより強気になってきていることが分かります。

つまり、それが正解か間違いかは置いておいて今市場は少なくともこの3つのどれかを信じているのだと思われます。

  1. インフレはすでにピークに入っている

  2. Fedのタカ派姿勢はすでに終わっておりインフレを抑えることに成功する。

  3. アメリカ経済が思った以上に良く、景気後退にはならない可能性が高い。

もしこれから出る新しいデータがこの考えと全く反対を示すものだったら、さらに市場は崩壊していくでしょう。反対に新しいデータがこの考えを確信させるものだったとしたら、市場はさらに上昇すると思います。

今の市場に対する説明はここまでです。ここからは私が選んだリスク選好度を測る上で非常に大事になる5つのチャートを紹介したいと思います。

1.ビットコインvs債券(BTC/TLT)

ビットコインは誰もが知るように非常にリスクが高いアセットです。反対に米国の国債はリスクが低いとされています。この2つを比較することによって、市場に対するリスク選好度が今どうなのかを測ることができます。

BTC/TLTが上昇するとリスク選好度が上昇していることを示します。

長期的な視点から見ると、BTC/TLTは2017年レジスタンスと2021年サポートに反発しています。これは一般的に考えるとポジティブなサインです。もちろんこれだけでは判断できませんが、非常に重要なサインであるといえるでしょう。

2.ビットコインvsテクノロジー株  (BTC/NDX)

テクノロジー株はビットコインよりはるかにリスクが低いアセットになります。

このチャートに私は#8弱気を示す経済データと強気を示すインジケーターで紹介したウィリアム%オシレーターを設定し、買われすぎと売られすぎの場面をより明確に表示できるようにしました。

この二つを見ればわかるように、弱気相場の時は売られすぎサインを出しています。

現在ウィリアム%オシレーターは売られすぎ線で反発しており、歴史的に見ればビットコインは短期的にもう少し下げるのではないかと思います。ただ、長期的に見れば買い相場につながるので、ビットコインを保有している方は期待しておきましょう。

3.テクノロジー株vs株式市場(QQQ/SPY)

この比較チャートは、テクノロジー株がどれほどのパフォーマンスをしてきたのかを見ることができます。

テクノロジー株は今まで株式市場がどれだけ上下しようが非常に良いパフォーマンスをしてきました。ただ2022年は高リスクアセットの崩壊に伴いテクノロジー株も大きく下落しました。

そこにきての現在起きている急上昇、これは強気相場サインなのかを確認するために先ほども利用したウィリアム%オシレーターを使ってみました。

上の画像をみると、ウィリアム%オシレーターは過去15年間で2度しか売れれすぎラインを超えていません。そしてその2回とも相場の転換を示しており、強気相場になっています。

今回の3回目の売られすぎサインも過去2回のように相場の反転を示している可能性が高いです。

4.大型テクノロジー株vsイコールウェイトS&P500(MGK/RSP)

これは上で紹介したチャートが示していた売られすぎのサインをさらに確信に近づけるための裏付けのような役割になります。

御覧のように、ウィリアム%オシレーターはMGK/RSPのほうがQQQ/SPYよりも売られすぎサインを回数が多いです。そしてこちらでもサインが出た後は相場が反転し、強気相場に変わっています。

5.テクノロジー業界のコングロマリットvs金融業界のコングロマリット(GOOGLvsBRK.B)

アルファベットとバークシャーハサウェイの比較チャートからわかるのは、新世代の大型株vs旧世代の大型株のどちらが強いかということです。

アルファベットとバークシャーハサウェイはどちらも細かく分けられたポートフォリオを持っていますが、ビジネス面では非常に異なります。

私はこの二つの銘柄の比較チャートを長期的に見てみようと思い、月足チャートを採用しました。そこに今まで同様ウィリアム%オシレーターを表示しました。

このチャートを見ると、今までのように売られすぎのサインが出ると上昇トレンドに入り始めていることが分かります。長期的にみるとアルファベットのほうがバークシャーハサウェイよりリターンが大きいこともわかりますね。

この直近の売られすぎサインが2008、2009年のようにダブルディップになる可能性もあります。短期的にはどうなるかわかりませんが、長期的にはアルファベットは楽観的になってもいいのではないかと思います。



まとめ

7月にFedが0.75%の引き上げを発表して以降、私はFedに注目するのではなくインフレと労働市場に目を向けたほうがいいというスタンスでした。これはなぜかというとFedの判断は今データに依存しており、将来の金融政策の方針を前もって発表することが少なくなっているからです。

先週発表された労働市場に関するデータでは景気後退は来ないと示しており市場はお祭り状態になっていました。対して今週は2022年7月のCPIデータの発表が控えています。この発表が市場を大きく動かすことは間違いないでしょう。

最初に言ったように、市場は現在インフレはピークに達したと判断しています。もしCPIデータが6月の+9.1%(前年比)と+1.3%(前月比)より上だった場合、高リスクアセットにとっては悪材料となります。

このデータがどのような結果になろうと、ボラティリティが大きくなりどちらかの方向に大きく動くと思うので、注意が必要になってくるでしょう。

ありがとうございました。


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