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【栃木県宇都宮市】GWの平日下野散歩 宇都宮城に登城でござる 24.05.02_09:50

 下野三日目。とりあえず宇都宮観光ということで、宇都宮城に登城でござる。

 宇都宮城は宇都宮藩の政庁。

 江戸期を通じて10万石程度の藩主が入れ代わり立ち代わり。

 江戸に近い譜代の領地は頻繁に藩主が入れ替わるからややこしい。

 ただ、江戸初期に起きた本多正純による将軍暗殺釣天井事件は作り話にしても壮大な話だ。


 宇都宮は日光参拝の将軍の宿泊所としての役割が高く、奥州街道と日光街道の分岐で交通の要所。江戸時代は釣天井事件以外は静かな藩だったものが、幕末戊辰戦争で戦火の火だるまと化した。

 大鳥圭介ら旧幕府軍により占領されたが、すぐその後に、新政府軍が奪還。それ以降、宇都宮城は新政府軍による対会津の拠点となった。

 大体、宇都宮城は江戸城にとって東北方面への押さえとしての城だから、まさか次々と江戸側から攻められるとは思っていなかった。城の構造がそうなっていなかったから、そちら側から敵が来るとあっという間に奪還されてしまう弱さ。

 まぁ、そういうお城じゃないということで。

 
 昔も今も宇都宮を象徴する御城。

 駅は多分外堀の役目を果たしていたであろう田川の外側。

 城下町の近くに鉄道を通すのは嫌だったんだろうなぁ。

 宇都宮駅が開業したのは明治18年。江戸が終わって早々だ。

 人々が鉄道の利便性など知るはずもない時代。

 今は結構先進的な宇都宮にしてもそんな感じ。

 あの頃、鉄道の利便性に気づいていれば、街はもう少し違った形になっていたかもしれない。

 現在残る城郭は本丸部分のみだけれど、土塁に芝が張られて美しい仕上がりになっている。

 その土塁の上に白壁が並んで櫓が睨みを利かすタイプ。

 お城は2007年の復元らしいのでまだまだ新しい雰囲気。

 すり鉢の本丸って珍しい。

 本丸跡には人々が散歩や休憩など思い思いに時間を過ごしている。

 市民の憩いの場なんだね。

 このお城で時間を潰せるって、宇都宮では結構な上流社会の住民。

 ほとんどお殿様気分だね。





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