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【栃木県栃木市】GWの平日下野国散歩 天狗がこもった太平山神社 24.04.30_09:15

 栃木市の太平山の山腹に建つ太平山神社

 表参道の1000段にも及ぶ石段を車でパスして拝殿したので、駐車場からの楽ちん参拝。

 慈覚大師により827年に創建された神社は、武門の信仰を集め、徳川将軍家からの信仰が厚く、江戸時代は隆盛したそう。

 そんな太平山に幕末、筑波山で決起した水戸藩の天狗党が立てこもった。自分の藩領でもないのに。

 その間、天狗党は近郷で、強盗まがいに一万数千両を集めたそうだ。

 水戸藩による鎮圧の気配を察知し、筑波山へと逃げ帰るのだが。

 普通なら水戸藩はお取り潰しだろうに・・・御三家ということでお咎めなしとはどういうことだろう?

 そういう、引き締めが利かなくなった徳川幕府は傾く角度を強めていく。

 天狗党を制裁した水戸藩は、結果、ここぞという時の幕末に人材不足で役立たずに・・・。

 
 境内からの景色は山下一望。

 望む景色は幕末の頃と対して変わっていない気もする。

 天狗党はどんな気分でこの景色を眺めていたのだろう?

 やがて殲滅されることも知らずに。




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