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腰越 路面電車が走る海辺の街 散歩 19.09.01 14:07

8月が終わった。今日から暦の上ではセプテンバー。
夏の女神に最後のキスをしようというか、なんとなく海が見たくなって腰越まで来てみた。夏の喧騒も少しは落ち着いているかなという期待と一緒に。

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江ノ電江ノ島駅を降りる。まだまだ暑い9月の元日。
昭和の雰囲気が残る勝手知ったる腰越の街を江ノ電とともに歩く。
なんといっても江ノ電は、藤沢方面から江ノ電江ノ島駅をすぎると腰越の駅までひと区間路面電車となる。酷暑の中、ゆらゆらと空気が揺れる腰越の街に溶け込む江ノ電の昔ながらの車両がいい。同じ区間路面電車でも世田谷線のどうこれ、新しいでしょ、かっこいいでしょ、世田谷的でしょみたいな車両とは一線を画す。路面電車的には江ノ電は荒川線に類似する。昭和が香るという一点の共通項で。

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海風薫る腰越の街。日本最大のビーチリゾート江ノ島の国道から一本入っただけで観光リゾートとは異なる地元の人達の暮らしが垣間見える。
大きなスーパーの進出がないため昔ながらの商店が残る。地元の人にとっては多分生活はしにくいのかもしれない。いや、便利をしならなければ、これはこれで住みよい街なのかな?地元で仕事があればいいが、藤沢や鎌倉に出てそれから横浜や東京の都市に移動してとなると、正直便利とは言い難いだろうに。

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そういう自分も、ヨコハマに慣れてしまえば地元の茅ヶ崎に戻ることは現役で仕事をしている間はないだろうな。観光都市として成り立つほど、都市部との距離感があるわけで、それがあるからリゾートとして人が集まる。都会と変わらぬ日常では現実逃避にならないのだから。

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潮の匂いがいいんですよ。バカみたいな休日の車の渋滞もそれはそれでありだろう。海の魚がうまいんですよ。そして、太陽が熱いんです。

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令和最初の夏休みは9月1日が日曜日。学生には執行猶予みたいなお得感。
宿題に大わらわなのか、気が利かない海水浴場が8月いっぱいで閉じてしまったからか、いつもの夏の喧騒に比べて少し人出が少ない気がする。
夏の終わりを噛み締めて踏みしめて、少しだけセンチメンタルジャーニーな腰越の街散策です。

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