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はじまりの淡路島巡り 洲本城に登城でござる 19.11.17 12:45

国生み伝説淡路島の洲本城。
三好氏の重臣により築かれた城は、四国征伐で秀吉に下り、仙石氏、脇坂氏、池田氏とめぐって、蜂須賀氏へ。

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島国淡路。権力者により右へ左へ、この城を根城に一戦籠城ということはなかったが、その御蔭でいい雰囲気の城郭が残されている。地理的に石場に近かったからか、山城なのに石垣の凄さはピカイチだ。
ただ、昭和天皇の即位を記念して造られた日本最古の模造の鉄筋天守閣は違和感しかない。あまりに不似合いなそのデザインは残念でしか無い。

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そんな唐風天守から城下を見下ろすと殿様気分。
洲本のマリーナを守る堤防の凄さは地方の無駄な土木産業の成れの果てか。

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しかし、洲本城の石垣の出来栄えは素晴らしい。
秀吉の朝鮮出兵の際の朝鮮半島での築城技術を生かしたものだそうだ。
門や塀が残っていたらと思うとワクワクしてくる。
結局、この城で戦はなかったわけで、立派な石垣もただの飾りだったわけだけれども。

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洲本城は続日本100名城に選定されている。
っていうことはつまるところ、日本100名城から落選したものの敗者復活的な選定。
これだけの縄張り、石垣をもってしても100名城に入れなかったとは。関西の城のレベルは高すぎる気がするが、洲本城は歴史的な活躍があまりないのが残念ポイントか。






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