【長野県伊那市】伊那の桜散歩　天下第一、高遠城址の桜　22.04.10_08:50

　夏の終り頃から仕事で伊那とヨコハマを行ったり来たりする生活が続いている。

　そんな生活のご褒美というか、自称「天下第一の桜」高遠城址の桜を愛でに来た。

　街道から外れた城跡に桜見たさに突然20万人もの人が押し寄せるから駐車場がてんやわんや。
　あっちへいけこっちへいけと、コロナ患者のようにたらい回しに。

　結局朝早くからやってきているはずなのに、多分一番遠い駐車場に止めさせられてクタクタになるような距離を歩かされた。

　春先の年に一度のことだから仕方あるまいとも思うけど、毎年のことじゃないのか？とも思ったり。

　商店街や屋台が並ぶ道ならいいけど、何にもない田舎道を歩かされるのはかなりの苦行。

　それでも高遠の桜を見るためだと思うから我慢もできたけど、そうでなければ帰っていたな。

　三峰川と藤沢川の合流地点の断崖に立つ高遠城。

　遠くから見上げるお城はピンクの帽子をかぶったよう。

　タカトオコヒガンサクラという種類だそうで、エドヒガンやよく見るソメイヨシノとは一味違う。
　桜の自己主張が強い感じ。

　残念なのは高遠城に史跡らしい建物が殆どないこと。

　城址の桜だから、櫓や天守と桜のコラボとか見たいじゃないですか。

　もう少し、そこのところ気を利かせてくれればいいのに。

　ただ広い郭に桜が咲いている・・・・。

　堀は空堀、石垣もなく、土の土手が続く感じは、城跡？とも思える。

　もっとも、江戸時代から桜が咲いていたわけではないみたいなので、今の時代の桜を楽しんでいるということになるのか。なら、城跡でなくてもいいことに・・・・。

　日本一なのか、2位なのか、はたまたそれ以下なのかはそれぞれの思いだろうけど、とりあえず桜はきれいでした。

　車だからなあぁ。屋台でビールを飲むことも出来ず、地方の桜を見に来たにしては、ちょっと寂しい感じ。

　あぁ、ビールが飲めればだいぶ印象も変わったろうに。