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【長野県飯田市】お殿様の菩提寺 長久寺 21.12.25_14:10


大宮諏訪神社の隣に長久寺がある。

臨済宗妙心寺派の寺院で江戸時代飯田藩の藩主であった堀家の菩提寺でもある。

堀家も一時期老中などを歴任し2万7千石あまりの石高になったが、天保の改革に失敗、天狗党への対応ミスで幕末には1万5千石になってしまったという体たらくな殿様。この石高で城持ち大名か・・・。

こんな田舎で2万石では参勤交代もままならなかったろう。
その上、幕末には京都見廻役まで引き受けていて・・・。

そんな飯田藩だったが、さすが菩提寺は立派なものだ。

累々の墓は寺の奥、高台の墓地の一角にあり、眺めも抜群。

駅とは反対側の飯田のお城からは結構な距離なのだ。
大宮諏訪神社同様いざというときにはそういう役目だったのだろうが、戊辰戦争では早々に新政府軍に恭順したため、日本中の大概の武士がそうだったように幸か不幸か、結局イザという時は訪れなかった・・・。

個人的に城下町に来ると菩提寺というものを見たくなる。

お城との距離感や街の雰囲気を感じながら歩くのが好きだから。

藩主のお墓の大きさも気になる。
藩の裕福度が垣間見えたりするからね。

飯田藩は・・・普通かな(笑い)




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