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腹囲が気になる福井の旅 敦賀の鉄板焼 笑兵衛 19.11.28 18:54

福井市内の越前松平家の遺跡を見て回った後は、今日の宿泊地は敦賀。
金沢から延伸する新幹線は、福井ではなく敦賀が当分終着駅となる。

北前船の寄港地である敦賀であるが、北前船の寄港地としては外灘に近い三国のほうが重宝されていたようだ。
江戸時代までは、三国でおろした海産物を小さい船に分けで敦賀まで運ぶみたいなことで成り立ってい。
敦賀からは陸路で琵琶湖まで運び、琵琶湖は水路で大津まで。後は京都や大阪へ。
敦賀から琵琶湖の海津までの峠道をその距離から七里半街道と読んだそうだ。

そんな海路と陸路の要所敦賀は明治時代にいち早く鉄道が引かれた。
京都、大阪、東京への陸路大量輸送時代の始まりだ。
海路はやがてロシアのシベリアへと定期船が出港しそれはシベリア鉄道とつながりヨーロッパへと続く。
敦賀は航空輸送がメインとなるまでは日本の玄関としての新しい時代を迎えることとなる。
杉浦千畝が発行した命のビザのユダヤ人はこの逆をたどって日本まで来てアメリカへと渡っていったわけだ。

そんな敦賀に新幹線がやってくる。
真新しい駅舎は新幹線の延伸工事を待つばかり。
駅前の商店街もなんとなく陸上輸送華々しかったころの当時の面影を残している。武生の駅前とは大違いだ。

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敦賀駅前の笑兵衛という鉄板焼屋で夕食を取ることに。
駅前の商店街そこそこ居酒屋もないことはない。
のになんで鉄板焼屋なのだろう?
なんとなく店構えが入りやすかったからが理由なのだが。

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こちらの鉄板焼や、お皿はアルミホイールを利用するようで、巧みにホイールを折り曲げては皿上にして鉄板で焼けた料理を提供する。
なんとなくそれを見ているだけで楽しくもなるが、何しろ昼のラーメンが遅い時間だったのであまり食が進まないのが申し訳ない状態。

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ビールを飲んだらお腹いっぱいではお店の人に嫌な顔をされそう。だけれども、入らないものは入らないんだよな。
新鮮な海のものや山のものなど、他の客が頼むものを見ている文には美味そうなのだが。

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腹囲が気になる腹囲の旅も明日からは嶺南と呼ばれる地域へ。
今ひとつ、海産物に手が伸びないのは、ここが原子力発電銀座だということと関係がないとも言い難い。笑兵衛が悪いわけでは全然ないのだが。地域の問題だ。

日本の、関西の闇の部分を感じないわけではないもので。





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