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高幡不動 没後150年土方歳三の命日にふるさと日野めぐり 19.05.11 12:17

5月11日は新選組の鬼の副長土方歳三の命日で、しかも今年は没後150年。
去年明治維新150年といろいろと騒がれていたけれども、函館新政府崩壊から、今年で150年。最後に函館で散った鬼の副長に思いを馳せ、彼の出身地の日野に行ってきました。
まずは高幡不動に参拝。

関東三大不動の一つ高幡不動は1100年以上も前、奈良時代の創建と伝わる。武蔵の国の国府は当時当然府中にあったわけで、高幡不動も創建当時は国の中心に近いところにあったということ。
最近はあじさい寺としても有名です。高幡不動は通称で、金剛寺が正式名称らしいですが。

そんな高幡不動は新選組鬼の副長土方歳三の菩提寺だそうで、今日も命日の法要が行われる。寺の入口の高台には土方歳三の銅像が建てられ参拝の人を見下しています。

日野市が土方歳三の命日に合わせて新選組まつりという催しをしていて、JR日野の駅前や歳三の故郷の石田辺り、そして、この高幡不動がメイン会場とされている。なので今日も沢山の人が参拝に訪れている。

この辺りでは珍しい五重塔もあり、高幡不動は古刹の装い。
自慢のあじさいには少し早かったけれども、お寺としては二度美味しいからありがたいのか。

歳三の命日に高幡不動を訪れたのは初めて。
もっとしんみりと行われているのかと思ったら、微妙な盛り上がり。新選組まつりということで、観光関係者がみんな新選組のハッピを着て盛り上がりに一肌脱いでいる(笑)

信念に奉じた鬼の副長の150周忌が、新年号と重なったのは奇跡か。
口だけ達者で生き恥をさらす武士や後の世の軍人が多い中、最後に命を落とせるって、流石としか言いようがない。


彼が今も慕われるのは理解できるが、慕っている人たちが彼を手本に凛と生きているかは別な話。
色々と、生きにくい世の中であることは確かですが。

観光係の人が新選組のハッピを着てまつりを行うのもいかがなものか。
それは京都での話で、日野ではただの町道場の浪人崩れだったはず。
それならそういう出で立ちで行ってこそ祭りだろうに。新選組隊士の故郷だからといって新選組のカッコってのは、いただけない気がして仕方がない。


高幡不動はここ


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