【静岡県袋井市】遠州三山風鈴まつり 法多山に参る 22.08.20_14:10
静岡県袋井市には、遠州三山と呼ばれる古刹がある。
法多山尊永寺、秋葉装本殿可睡斎、目の霊山油山寺がそれ。
その三古刹で、5月の下旬から8月いっぱい風鈴まつりが開催される。
仏教では堂宇の四隅に風鐸を吊り下げ、風鐸の音の聞こえる範囲では災が起こらないという考えがあり、風鈴の由来とされているらしい。
遠州三山風鈴まつり。最後は法多山尊永寺・
こちらも行基の開山といわれている。この時代のお寺は大概行基が開山だ。
今川、豊臣、徳川と庇護されて明治まで。
寺号ではなく山号の法多山で広く知られる。厄除け団子が有名な寺。
歴史は古いけど、全体的に新しく感じるのは、江戸時代の火災で伽藍を焼失し、本堂の再建が1983年と割と新しいから。
山寺らしいイラッと来るほどのアップダウン。
2000段を超える石段を上がらないと本堂にたどり着けない。
デブ+オヤジ返しがたまらない。
今どき、なかなかのアンバリアフリーっぷり。
厳しい石段を登りやっとたどり着ける本堂。
風鈴はその渡り廊下に。
山の上だから風がよく通り、風鈴の音がよく響く。
ただ、やっと上がった石段と、上がりっぱなしの心拍数と血糖値。
風鈴程度で涼しさを演出されても・・・。
到着が遅くなったのはこちらが悪いんだけど、帰りに寄った売店で、厄除け団子が売り切れていて食べられなかったのが残念。
ことしも厄からは逃れられそうもない