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神奈川散歩

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神奈川県内をウロウロしたときのお話です
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2020年3月の記事一覧

梅が見たくて訪れたはずなのだが・・・小田原散歩の街風景 20.02.15 12:20

小田原は二面性がある街だ。 鉄道を中心とした駅前繁華街と旧来の東海道を中心とした昔ながらの城下町の繁華街。 もっともお城がある街では大概こうなっているのではないだろうか。とはいうものの、小田原の場合はお城と駅が割と近く、その区別は曖昧な気がするが。それでも、駅前ビルの街と街道沿いの古風低層の街とではやっぱり何か違いを感じる。 欧州風に言うのなら旧市街地と新市街地とでも呼ぶか。 時代によって新しい市街地ができたほうが、昔ながらのごちゃごちゃとしたところにビルを建てたりするより

小田原の梅というか・・・ お城の景色 20.02.15 13:00

湯河原梅林から横浜までの帰り道、小田原に寄ってみた。 後北条氏が居を構え豊臣秀吉にこてんぱんにされた小田原の街。 江戸時代も譜代大久保家11万石の城下町でもあった。 関東にしては風光明媚で武家の街らしく小田原は梅の産地でもある。 梅林として日本三大仇討ちで有名な曽我兄弟の曽我の梅林がメインで、今日もそこへ行こうか迷ったんだけれども、曽我の梅林は広大で湯河原梅林の軽登山で足腰に負担が残るのでちょっと回避。小田原城はどうなの?と寄ってみた次第。 小田原城の近くの格安駐車場に

湯河原に春を求めて 湯河原梅林 20.02.15 09:20

浜離宮で菜の花を見て、なんとなく春待つ気持ちの蕾が膨らんだから、神奈川の西の端、湯河原の地で梅見物。 湯河原は神奈川を代表する温泉地で文豪や画家など多くの文化人が逗留したことで有名。 そんな湯河原の温泉街から少し山の中に入ったところ、幕山公園と呼ばれる公園内に湯河原梅林がある。 アスレチック、ロッククライミングなどアウトドアスポーツで賑わう幕山公園も春のこの時期は梅が咲き乱れるのだが、その咲きっぷりが大自然の中の梅林といった感じでなんとも大迫力。中々見られない光景に出会え

横浜港シンボルタワーの復活と頑張れダイヤモンド・プリンセスの時 20.02.09 15:30

台風の高波でずっと閉鎖されていた横浜港のシンボルタワーが再開されたと言うので行ってみた。 駐車場の券売機は故障中で、今なら停め放題というのも再開記念サービスみたいでありがたい。 でも、横浜ですら高波の復旧にこんなにかかるのかと思うと、地方で被災した人たちの復旧って大丈夫だろうかと心配になったりする。 そんな横浜港シンボルタワー。 正月の初日の出見物施設としては横浜ではナンバーワンじゃないかな? 大黒ふ頭の海釣り公園が本当は一番いいのだが、ここのところ初日の出営業を控えていて

三渓園の梅祭りが始まった 20.02.09 13:50

毎年恒例三渓園の梅祭りが始まった。 梅を求めて湯島に続いて三渓園。 春をことほぐ梅の季節がやってきた。 今年は冬の厳しさがあまりなかったので春のありがたさが今ひとつな感じになっている。 冬が本気を出す前に春が追いついた感じか。それもこれも春だけに支給された厚底シューズのせいな気がしてならない。 春を待ちわびた人で三渓園は結構な人出。 ただ、梅まつりは始まったばっかりで梅の咲き具合はまだ今ひとつ。 それでも、今まで生きてきた過去の経験から梅が咲いたと聞けば春がもうすぐだな

なかなか卑怯な都会の秘境路線 鶴見線をちらりとぶらりとショート散歩 20.02.03 15:45

鶴見の沖縄料理に舌鼓をうったら、鶴見線を見物に。 鶴見線は秘境駅と呼ばれる駅がいくつもある都会のローカル線。 鶴見駅から横浜鶴見の埋立地を労働者や学生のためにつなぐ通勤通学と工場への物資輸送の路線である。 つまり、通勤と退勤時間が運行ダイヤのメインでそれ以外の時間帯はまず電車が動いていない。 JRも利用者が少ないのに無駄に電車を動かすわけにも行かず、年々秘境感がましている気がするのだが、気のせいだろうか? 今日はそんな鶴見線の本線の(鶴見線は支線が魅力的だったりするのだけ

節分の午後、曹洞宗大本山總持寺散歩 横浜市鶴見区 20.02.03 14:00

節分会で訪れた總持寺の境内を散策してみた。 曹洞宗の大本山である總持寺の境内は広大だ。 ただ、明治政府の要請で輪島から鶴見に移転してきたので、移転後100年は越えてはいるけれども、日本の寺社仏閣的に見ると、その長い歴史に比べれば・・・移転したばかりという感じかもしれない。 そんな歴史のため堂宇は鉄筋コンクリート造りのものが多めだ。 それでもいくつかは、移築などにより木造の堂宇もあり、そういう建物からは歴史の重さを実感させられる。 それらの堂宇が回廊でつながっているところ

曹洞宗大本山、總持寺節分会2020 20.02.03 12:00

總持寺の節分会に参加した。 總持寺は先日訪れた永平寺と並んで曹洞宗の大本山。 明治に能登の輪島から移転したため、伽藍はまだ新しい感じではあるが、広大な敷地と巨大な堂宇はさすが曹洞宗の大本山と唸らされるものがある。 そんな總持寺の節分会。いわゆる一つの豆まきの日。 いつもなら菩提寺となっている石原裕次郎の石原軍団が駆けつけて盛大に豆まきが行われるのだが、30回忌を終えて先日夫人が弔い上げを宣言していたので本日の節分会への石原軍団は不参加となったらしい。今後もないのだろう。少し

東京都千代田区 東京国立近代美術館 さらば工芸館 20.01.26 13:30

近代美術館とJCIIで先日亡くなった奈良原一高の写真展が行われているので見に行った。 その移動のついでに移転が決まっている近代美術館工芸館に足を運んだ。 北の丸公園の皇居側に立つ工芸館の建物は、元近衛師団司令部庁舎。 どこか権威的なのはそういうことなのだが、その時代錯誤な権威感がなんとなく工芸品を見せるという今の任務にはぴったりな気もした。 館内の展示に感動 展示物も含めて、写真撮り放題だった。 が、ここであえて展示物を見せても・・・ということで割愛。 建物の周りをぐる

春節前日、中華街の大晦日。今から思えば・・・ 20.01.24 18:45

明日の春節を控えた中華街。 石川町での写真のグループ展を見終えてのいわゆる中華な大晦日散歩です。 春節だ、大晦日だといったって、結局中華街はいつもどおりの大賑わい。 別にイベントとか全然関係なく。 折角、春節前日の夜だというのに、基本的にいつもどおり。 ありがたみもへったくれもあったものじゃない。 中華街と言っても所詮は日本の中の中華街。 市中の賑わいや雰囲気は日本の大晦日のほうが気分が上がっているかな? とりあえず、関帝廟にも媽祖廟にもお参りして、中華な感覚で言うと

うららかな川崎大師参拝のハズだったのだが・・・ 20.01.19 15:30

初詣の人出ランキングというものが毎年発表になる。 2019年の調べでは、第一位は原宿駅前都会のオアシス明治神宮。第二位は打倒平将門で人気の成田山新勝寺。第三位は川崎国の川崎大師平間寺。第四位は下町の太陽浅草寺。第五位は千本鳥居の伏見稲荷大社。同率第五位に武家の都の鶴岡八幡宮という順位。 関東の寺社仏閣が圧倒的なのは人口が占める優位性なのだろう。川崎国の川崎大師は堂々全国第三位。東京に近いというアドバンテージが生きているのか?弘法大師の人気の賜物なのか?門前町の独特な雰囲気の