あなたの人生はあなたのもの

私には夢がある。その夢を叶えるためにはいろんな決断をしなくてはならない。

何かを失うこともあるだろう。そんなとき、あなたならどう思うだろうか。今まさに私は、何かを失いそうになっている。大切なものかもしれない。夢を叶えるためには遅かれ早かれ必ず失うことになるのだけれど。

私がこのタイトルでこの文章を書き始めているのも、全て私の為で、私自身を鼓舞しているに過ぎない。

怖い。この先どんなことが待っているのか。周りからなんて思われるのだろう。

いろんなマイナスのイメージが先行している。決断というのは大きいものだな、と今ひしひしと感じている。

私の人生は私のもので、どう生きたいのかさえはっきりしていればそれでいいじゃないか。わかってる。わかっているのだけれど。心の中にモヤモヤが残る。

そう、人間という生き物は一人一人にキャンパスがあって、そこに自分自身で絵を描いていくのだ。親でも友人でもない。自分だ。

自分が後悔したくない方へ、楽しい予感がする方へ、自分を信じて進んでいくのが人間として、あるべき姿なのかもしれない。

そうはわかっていても、果たしてそれは今なのか。逆に今だから後悔が残るのではないか。いや、後悔は残らない。私が懸念している最大の理由は家族の顔だ。

そうだ、今この文章を書いていて本質に気づいた。私がなかなか踏み出せないでいるのは、家族が私に対して、どんなリアクションをするかが怖いからだ。私は家族が好きだ。そんな家族から失望されるのが怖いのだ。

考え方を変えてみよう。それは私のためになっているのだろうか。

私はやりたいことがある。家族が満足する環境で私が生きているのは、そうか。それは家族の人生だ。それは私のキャンパスに、私が描きたい絵ではなく、家族の求める絵を私自身が描いているに過ぎない。

ああ、なんて単純で難しい世界なんだろう。そんなふうに思う。せっかく今を生きているのだから、私の人生を歩みたい。それでもし失敗したとしても、私は成長できるだろう。なぜなら私が選んだ道だから。言い訳はできない。

もちろん家族は大切である。でも家族の描く理想を私のたった一枚しかないキャンパスに描くのは、少しいやだ。

神様なんて、私は信じないたちだけれど、きっとこの今の私の状態も、そうなるべくしてなっているのかもしれない。

今日という日が私のターニングポイントになるだろう。かなり大きな決断をする日である。いや、今の自分レベルが低い私だからこそ今回の決断が難しいだけなのかもしれない。

私という主人公のレベルはまだかなり低い。ボスなんてもってのほか。でも今からの人生で、ボスを倒せるまで成長したらいいじゃないか。がんばれ、俺。

私の話ばかりで申し訳ないと思うが、でも後悔はしていない。ここに書くことによって、私が何をしたいのか、それがはっきりした。形にするのは重要とはいうが、ここまで鮮明になるものなんだと感心している。

あなたもあなたの人生を歩んでみたらどうだろうか。私は先に行くとしよう。