コロナウイルス沈静化後の流行ビジネスは○○になる。(前編)
自己紹介
はじめまして。都内企業でマーケターをしております、スナックと申します。簡単ではありますがまず最初に、2項目のみ自己紹介をさせて頂きます。
勤め先の紹介(どんな企業で勤めているのか)?:デジタルアート、プロジェクションマッピング、アプリ開発、システム開発、WEB制作、AR、VR、ネット広告etc....等幅広い分野で事業展開をしている会社でして、その業種の多様性・柔軟性とその全てをワンストップで開発できるというのが弊社の強みです。そして、スナックの担当している分野はマーケティング全般とネット広告です。
スナックについて:本名は岡田 光輝(オカダ コウキ)です。社内ではスナックという名前が浸透していて、恐らく社内で私の本名を知っている者はごく僅かでしょう。スナックに行くことが趣味なのでこのあだ名になりました。
今後の予定
今後の方針・配信内容:ビジネスを軸として、トレンド予測や幅広いデジタルコンテンツの社内ノウハウの発信を行っていきます。
投稿頻度:毎週金曜日16時更新(金曜祝日の場合は前日の木曜日更新)
自己紹介・今後の予定は以上です。
それでは早速ですが、本題に入りましょう。
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まず、このnoteを見ることによって、
1.コロナウイルスの現状の大まかな情報整理(前編)
2.コロナショックの見落としがちな観点と性質(前編)
3.ウイルス沈静化後のビジネス案とそのエビデンス(後編)
この3つの見識が得られます。是非最後までご覧になって下さい。
1.コロナウイルスの現状の整理
ウイルス発生・拡大経緯について
新型コロナウイルスは、2019年11月に発生が確認、その後2019年から翌2020年にかけて発生した中国武漢で大流行、その後は東アジア・ヨーロッパを中心とし世界各地に拡散しつつあります。
ウイルスの症状・感染の判別基準について
40℃程度の高熱、乾いた咳、息切れ等があげられますが、無症状で死亡した例もあり、外見上、熱のみで感染を判別することが困難なウイルスであり非常に厄介です。
感染規模について
2月16日時点(日本経済新聞参照)
3月16日時点
上記のグラフをご覧ください。現状、中国でアウトブレイク(大流行)が生起した約1か月前と比べると、感染者は約2.4倍、死亡者は約3.8倍になっています。感染規模は日に日に拡大しており、未だに収束の目途は立っておりません。
次に市場経済の大枠の状況を掴むために、金融・需要・供給を振り返ります。
金融市場の影響
日経平均株価参照
3月13日の東京株式市場では日経平均株価が1万8000円割れの大暴落(30年ぶり)を引き起こし、金融市場も混乱を極めております。
需要への影響
家計による消費支出や企業による設備投資が急減している最中です。家計による消費支出は体感ベースの話なのですが、実感している方も少なくないんじゃないでしょうか?コロナの影響による企業倒産も増えて来ています。インバウンドの需要の激減、オリンピックの件(中止・延期)も踏まえて、経済的な損失は計り知れません。世界的な観点からはサービス業を中心に需要が落ち込んでいる現状です。
供給への影響
また、供給の観点からは、イベントやコンサートの中止、店舗や各種施設の閉鎖も拡大してきており中国を起点とするサプライチェーンが引き続き大きなダメージを受けるのはもちろんですが、感染拡大が各国で続いているうえ、中国のみならずグローバルなサプライチェーンに影響が及ぶのは確実です。そして、その他の大きなリスク要因について、各国間若しくは国内で交通網が遮断されることも挙げらます。
ここまでで、カンタンなコロナに関しての情報整理を行ってきましたが、1項目目の最後に、
コロナウイルスによって生起するコロナショックに関して当たり前ではあるが、意外と見落としがちな観点を4点振り返ります。
意外と見落としがちな4つの観点
まずは1点目、
1. コロナショック=サービス化が進んだ現代で起きたパンデミックであるという事
先進国の中においてGDP比率の高いサービス業が落ち込むことにより、GDP全体の落ち込みが大きくなる事が予想されます。
続いて2点目、
2. コロナショック= 世界的に同時に起きている事
これまでの経済の落ち込みはどこかの国で起きても他のどこかの景気の良い国がサポートし、回復を見せていたが、今回は世界全体に悪影響があるものである。そして需要と生産の両面で中国の被害が大きいことにより、悲観的な将来予測になる事は避けられないです。
続いて3点目、
3. 敵は人ではなく、ウイルスである。
世界大戦や国家同士の摩擦ではないので、人と人との経済活動の不信感は経済活動の障害に残らず、経済の正常化に向け、世界同時に動き出せることにより、大きな経済的な相乗効果を得る事が出来ます。
最後に4点目、
4. コロナショック=今回の需要の落ち込みは過剰債務や過剰投資の結果ではない。
今回の需要の落ち込みの発端は公共の場でのエンターテイメントの自粛であり、長い時間のかかる過剰債務・投資の調整期は基本的には不要であると考えられます。
コロナショックはどういう性質を持っているのか?
これら4つの観点を踏まえると、コロナによる影響は、悲観性と楽観性の両面を兼ね備えたものであると考えられます。
また、過去の感染症流行の経済的ショックのデータを見ると、2002年のSARSや1968年の香港風邪、1958年のアジア風邪、1918年のスペイン風邪等、すべてのケースで景気はV字型のシナリオをたどっており、私自身はこのコロナショックをV字回復で乗り切ることが出来る可能性があると考えております。
SARS時の日経国際商品指数
コロナショックを受けた影響は様々な考えがあると思われますが、一旦上記のマクロの観点を踏まえて、今度はビジネスの観点から今後の展望を予測していきます。
前編は以上です。
次回はビジネスの展望の予測になります。
少しでも参考になれば、スキ・フォローを宜しくお願い致します。
参照
新型肺炎に市場動揺 SARSと異なる深刻さとは 編集委員 志田富雄(日経新聞)
新型コロナウイルスはグローバル経済に何をもたらすか(Harvard Business Review)
【世界マップまとめ】新型コロナウイルス感染感染者・死亡者・累積症例数など丸わかり6選 (訪日ラボ)
東日本大震災を例に学ぶ「需要ショック」「供給ショック」(幻冬舎ゴールドオンライン)
IIMAの目 (公益財団法人 国際通貨研究所レポート)
コロナショックは、ブラックマンデー、リーマンショックに近似。日本株は「買い場」と判断(トウシル 楽天証券)
コロナショックが招く「経済危機」最悪シナリオ(東洋経済オンライン)
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