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君の前では思考停止のぼくでいたい

君の前では思考停止のぼくでいたい。

君が喋っている話、君の顔の陰り、君の手足のくせ

そんなものをすべて、ぼくができる精一杯の静寂で迎え入れたい。

けれど、

君が君である限り、ぼくの頭はあのチョコレート工場のようにぐわんぐわんと稼働する。

ぼくはそれを心底憎たらしいと思う。

君にプレゼントできないぼくの部分なんて何の価値があろうか。

そんなことを考えて、今日も君の前に立ちます。

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