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あなたの読書スピードを神レベルに速める超意外なハイテク読書法、それは「〇〇読書」

先日発売された、メンタリストDaiGoさんの「超時間術」


心理学や統計を基にした、科学的に上手い時間の使い方が解説されています。

何かと参考にさせてもらっているDaiGo本ですが、毎回ながら情報量が多く、しかも異常に読みやすい。さすがDaiGoさんだ。。。といった感じでした。


で、この本では時間を有効活用する方法が何十個か紹介されているのですが、その中でも「インターバル読書」ってのがめちゃくちゃ面白かったので、今回はこちらについて簡単にメモ。


色んな読書法を実践している僕ですが、「この発想は無かった!」と言った感じでした。


インターバル読書とは?

以前のnoteで、HIITというエクササイズを紹介しました。HIITは日本語にすると、「高強度インターバル運動」

ざっくりと説明すると、

20秒めっちゃ全力でダッシュ!

10秒休憩。

また20秒死ぬ気でダッシュ!

以下くりかえし!

みたいな運動のことです。

このHIIT、科学的な研究がかなり進められていて

・週16分で、ランニングの2倍の脂肪燃焼効果(論文
・持久力が高速で向上
・ストレス解消効果がすごい(論文
・アンチエイジング効果がすごい(論文

などなど、体にとってのメリットが非常に豊富なのが特徴。効率厨の僕にとっては、とにかく素晴らしいエクササイズであります。


で、「なんで読書の話なのに運動を持ち出してんの?頭悪いの?」
などと思われそうですが、違うんです。

というのも、今回紹介する「インターバル読書」は、
読書にHIITのエッセンスを取り入れちゃおう!
っていう発想のものなんですね。

つまり、HIITのように細かく休憩を挟んで本を読もう!
というわけです。


僕はHIITと読書のどちらも生活に取り入れていますが、
まさか掛け合わせる発想は無かった。

さすがDaiGoさんだなぁという感じであります。


インターバル読書をやってみよう

インターバル読書のやり方はものすごく簡単。


①読みたい好きな本を持ってくる

②その本を3分だけ読む

③1分間、本を閉じて今読んだ内容を頭の中で要約する

④3分間読む

以下繰り返し


これだけです。


つまり、3分で読めるところだけ読んで、1分要約の時間を取る
ってのを繰り返す訳です。


「なんて神なテクニックだ。。。」
僕はそう思いました。


というのも、このインターバル読書、
読書効率は上がるわ、
記憶にも残りやすくなるわ、
モチべも上がるわ

色んなメリットが享受できるんです。


メリット①読書効率が上がる


まず一つ。
読書効率が上がります

というのも、心理学で有名な効果に
「デッドライン効果(締め切り効果)」
というものがあります。

デッドライン効果とは何かというと、
平たく言えば
「締め切りが見えると、急に生産性が上がる」
という効果です。


例えば、レポートや宿題などの課題って、
締め切り直前になると、
めちゃくちゃ頑張って必死に書いたりしますよね。

これがデッドライン効果です。

つまり、人は制限時間が迫ると
それだけで生産性がドーン!と高まるわけです。


そして、インターバル読書は
時間をめっちゃ細かく区切る読書法でした。

つまり、何回もデッドラインがくるわけなので
そのぶん生産性が上がり続ける、という仕組みなんですね。


で、実際にやってみると分かりますが、
本を読んでいる最中に
「え、あと30秒しかねぇ!」
と思った瞬間、めちゃくちゃ頑張って読もうとします。

そのおかげで、普通に本を読むよりも自然と速く読み進みます。

ぜひご自分で体感してみてください。


メリット②めっちゃ記憶に残る

みなさんは普通に本を読んだ後、
要約だったり、小テストをしたりしますでしょうか?

これらをする方は、本の内容がしっかりと頭に残っているはずです。


というのも、学習に関する研究によれば、

「本は読み直すより、要約したり小テストをする方が、圧倒的に記憶に残る」

ということがメタ分析で分かっています。詳しくは、『間違った勉強、正しい勉強』にで解説しておりますので、よければ合わせてご覧ください。


そして、今回の『インターバル読書』は、
読書と要約を細かく繰り返す読書法でした。

つまり、インターバル読書は、
読んだ後に1分間の要約タイムを作ることによって、
自分の頭の中で一回噛み砕く事になるので、
内容が記憶に残りやすくなるわけです。


これによって、読書後にありがちな
「読んだけど何が書いてあったけなー」
が防げます。


メリット③モチベが保てる

『本がなかなか読み終わらない』
『いつも一章あたりまで読んで放置しちゃう』

そういう方もいらっしゃると思います。


でも僕は、『それは読み方が悪いだけ』だと思うんですね。
つまり、悪いのは”あなた自身”ではなく、”やり方自体”だと考えています。


というのも、多くの方は、
読書の時間を決めずに本を読んでしまうんですね。
(僕もそうでした)

しかし、時間を決めずにダラダラと本を読んでしまうと、
終わりが見えなくなり、モチベーションが下がってしまうんですね。

終わりが見えない、というのはとても危険な状態です。

例えば、300ページの本を50ページくらい読んだ時に
「わー頑張って読んだのにまだ250ページもある...」
「結構読んだと思ったら、まだ全然進んでないじゃん」
と思うと、この瞬間にやる気が削がれてしまいます。

つまり、ゴールが見えない努力ほど辛いものはありません。


しかし、

3分だけだったら読めませんか?

モチベが無くても3分だけなら頑張れませんか?


つまり、手の届く範囲にゴールを置いておくことで
「頑張れば達成できそう」と自分に思わせることが出来るわけですね。(参考『フロー 喜びの現象学』

そしてこの、「3分だけなら読めるよね?」
を何回も自分に問いかけ続ける事によって、
モチベ的には無限に本を読み続ける事ができます。


これはちょうど、マラソンをする時に「次の電柱まで走ろう!」と自分を奮い立たせるのと同じです。


つまり、3分という短いゴールを複数設置することで
「これならイケそう」と思わせることが出来るわけです。


まとめ

いかがでしょう。
今すぐ本を読みたくなってきたのではないでしょうか。

ざっくりとまとめると

インターバル読書とは?
→『3分読書→本を閉じて3分要約』を繰り返す読書法

メリットは3つ
①締め切り効果で読書スピードがグンと上がる
②要約を挟むことによって圧倒的に記憶に残りやすい
③モチベが下がっても『3分だけなら読めるよね?』の思考で無限に読み続けることができる

という感じでした。


みなさんもぜひ、インターバル読書を試してみてください。あなたの読書が変わります。


補足

個人的には、ポモドーロテクニックと合わせて使うとさらに効果的なのかなと思って、実践しています。

要は、

25分間インターバル読書(キリがいいので3分ではなく、「3分半読書+1分半要約」の5分セットを5回)

5分休憩(歩いたりぼーっとしたりする)

25分間インターバル読書

5分休憩の繰り返し

という流れです。かなりの集中時間が作れるのでオススメです。


※オススメのアプリがあれば教えてもらえると嬉しいです!(今はiPhone2台でやってる。1台で済むと嬉しい)


もしこのnoteを「読んでよかった!」と思ったら、イイねやRT(リツイート)して頂けると嬉しいです。コメント付きとかだと余計喜びます.



参考文献

週40時間の自由をつくる 超時間術/メンタリストDaiGo


小テスト(要約)に関するメタ分析

記録の回数が多くなるほど、目標達成は近づく/メタ分析



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